構図も自動で決めてくれる
機能は単純だが技術的にはなかなか凝っている。カメラ本体の顔検出機能を利用するのはもちろんのこと、画面内の顔サイズから主にバストショット程度の写真を撮るためズーム比率を自動調整する。
また、複数の顔が検出された場合はツーショットに適した大きさになり、さらには検出された顔が必ず真ん中にレイアウトされるのではなく、例えば斜めを向いた顔では顔が向いている方向をやや広く取った構図になる。
顔を検出してから数秒間停止し、被写体が笑顔になるのを待つのも面白い。1~2人で使っているぶんには実感できなかったのだが、顔を区別してその場にいる人物の写真を均等に撮るようなアルゴリズムも組み込まれているようだ。
構図が単調にならないような工夫が盛り込まれて、しかも机に置いて手ぶれの心配がないぶん、初心者が撮るよりもある意味できちんと撮れるというのは面白い。
円盤の底の部分にあるフタを開けると電池室があり、アルカリ単3電池×2本で約11時間動作する。背面にはいわゆる普通のクレードル同様にDC入力端子とAV出力端子を備えていて、動作中の画像をテレビで確認できたりする。