ソニーの裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」は、同社のビデオカメラ「ハンディカム」に搭載されている。回路部を受光部の背面に設置することで、受光面積が拡大し、高感度撮影時のノイズを従来比で半分に抑えられるという。このExmor Rを搭載する初めてデジカメが発売される。
スタンダードなスタイルの「DSC-WX1」と屈曲式ズーム採用の薄型モデル「DSC-TX1」の2機種がリリースされるが、今回は「DSC-WX1」を使用して裏面照射型CMOSセンサーの実力を試したい。なお、WX1は9月18日発売で、予想実売価格は4万円前後だ。
よりコンパクトになった本体
デザインは細かい変更があるものの、イメージ的には従来のWシリーズのまま。ただし、全体的に小型化されている。手の平にすっぽり収まる程度の大きさしかなく、収納場所に困らない。鞄の隙間やポケットに入れて持ち歩ける大きさだ。
背面の液晶モニターは2.7型と、従来機種と大きさが変わらない分、操作系のダイアルやボタンが小さくなっており、手の大きな人では操作が若干しにくいかもしれない。グリップや指を置くスペースがなく、筆者は手が小さいほうだが、それでもホールディング時に不安定さを感じた。