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パッケージ版は10月22日提供

9月1日発売決定のWindows Server 2008 R2の販売戦略

2009年08月07日 09時00分更新

文● 金子拓郎/TECH.ASCII.jp

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 8月6日、マイクロソフトは次期サーバOS「Windows Server 2008 R2」の発売日と参考価格を発表した。発売日はボリュームライセンスが9月1日、パッケージ版が10月22日でWindows 7と同日。参考価格はStandardのOpen Businessライセンスが14万円(税別)などで、Windows Server 2008と同額となっている。

Windows NT Server 3.1から数えて9代目のサーバOSとなる 「Windows Server 2008 R2」
マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員本部長の五十嵐光喜氏

 同日行なわれた発表会では、マイクロソフトの五十嵐光喜氏が登壇し、Windows Server 2008 R2の新機能や機能強化点、そして販売戦略が語られた。

R2は単なるリビジョンアップではない!

 2005年に発売されたWindows Server 2003 R2は、その前バージョンであるWindows Server 2003から大きな変更や機能追加はなかった。それでは、今回発表されたWindows Server 2008 R2と現行のWindows Server 2008との関係はどうなのか。この点について、発表会の冒頭で五十嵐氏が強調したのが、「Windows Server 2008R2は、単なるリビジョンアップではない」という点だ。

 Windows Server 2008 R2の特徴として五十嵐氏が挙げたのが、「進化したハードウェアを活かしきるOS」。4コアから6コア、さらにそれ以上へと「メニーコア」化が進むCPUにあわせ、対応コア数は現状の最大64コアから最大256コアにまで拡張される。

多くの機能が強化されているWindows Server 2008 R2

 また、サーバの高密度化にあわせて重要度の増す省電力化についても、アイドル状態のコアを停止させる「CoreParking」が搭載される。CoreParkingを使うことで、CPU負荷が高くない時には約20%の消費電力削減が可能になるという。サーバにおいては、CPU負荷が70%を超える状態が常時続くことは少ない。つまり、CoreParkingが効果を発揮するケースは多いというわけだ。

 そして、急速に導入企業が広がっているサーバ仮想化への対応として、Windows Server 2008 R2には「Hyper-V 2.0」が標準搭載される。このHyper-V 2.0では、ライブマイグレーションへの対応など、他社のハイパーバイザーとほぼ同等の機能を持つに至っている。また、発表会では触れられなかったようだが、I/O処理の仮想化を支援するインテルの「VT-d」など新しい仮想化技術への対応もHyper-V 2.0の売りである。

Windows Server 2008 R2の製品体系と価格

(次ページ、「仮想化市場を2倍、Datacenterを3倍、中小サーバ市場を4倍に」に続く)


 

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