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Windows Server 2008 R2機能説明会レポート

軽くて、エコで、仮想化もOKなServer 2008 R2の魅力

2009年06月11日 09時00分更新

文● 金子拓郎/TECH.ASCII.jp

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マイクロソフトは6月10日、都内にてプレスを対象とする次期サーバOS「Windows Server 2008 R2」の機能説明会を開催。省電力や仮想化、VDI、さらにPowerShellベースの管理ツールなど、新たに搭載される機能が3時間にわたって解説された。ここでは、Windows Server 2008 R2の目玉であるHyper-V 2.0関連の機能について紹介しよう。

実は軽くなっているWindows Server

 長丁場の説明会でWindows Server 2008 R2の機能を解説したのは、マイクロソフトのディベロッパー&プラットフォーム統括本部の高添修氏。ブログ「高添はここにいます」などでも有名な、エバンジェリスト(ディベロッパーやITエンジニアに対し、同社の製品や技術を解説する担当)だ。

Windows Server 2008 R2の新機能を解説するマイクロソフトの高添修氏

 高添氏が初めに紹介したのは、Windows Serverがバージョンアップごとに軽くなっている事実だ。一般にWindowsは、バージョンアップごとに肥大化を続けていると見られている。しかし近年のWindows Serverは、必要最低限の機能(役割)だけをインストールし、それ以外は管理者が選択した時点でインストールが行なわれる方式を採用しているが、そのリソース利用の効率性は徐々に高まっている。そのため、最低限の機能をインストールした状態でのフットプリント(アイドル時のメモリ使用量)はバージョンアップごとに下がっているのだ。

 まず、Windows Server 2003 Enterprise Editionのフットプリントは250MBであったという。これが、Windows Server 2008 Enterpriseでは150MB強に減少した。さらに、Windows Server 2008で導入されたGUIなしのインストール方式である「Server Core」では、150MBを下回った。そしてWindows Server 2008 R2ではさらに削減が進んでおり、通常インストールではWindows Server 2008のServer Core(以下、Server Core)ではついに100MBを切ったという。

Windows Server 2008 R2は「省エネOS」

 続いて解説されたのが、消費電力についてだ。Windows Server 2008 R2は、低負荷時の消費電力を抑える機能が追加されているという。たとえば、従来のWindows Server 2003 SP2では、負荷が50%に満たない時点でも消費電力は最大消費電力の90%に達していた。これに対し、Windows Server 2008 R2では、負荷50%の時点の消費電力は80%であり、負荷が70%を超えて初めて90%の電力を消費する。

 この消費電力軽減を実現する技術の1つが、処理をできるだけ少数のコア/プロセッサに集約する「コアパーキング」だ。発表会会場では、8CPU(8ソケット)のサーバを例に解説が行なわれた。これまでは、低負荷の状態でも処理は分散され、8CPUがそれぞれ低負荷で常時稼働している状態だった。これに対しコアパーキングが動作すると、処理は1CPUに集中され、ほかのCPUはスリープモードとなる。これにより、低負荷時にCPUが消費する電力が削減されるわけだ。

(次ページ、「必要な機能がそろったHyper-V 2.0」に続く)


 

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