Windows Mobile+フルタッチUIの
OMNIAIIは日本市場への投入に期待大
さて、今回紹介された端末は「Samsung GALAXY」「Samsung OMNIAII」「Samsung Jet」の3モデルである。いずれもフルタッチ型で国内投入時期などは未定である。
●SamsungのAndroid端末「GALAXY」
まず、「Samsung GALAXY」(I7500)はサムスン電子初のAndroid搭載端末。メインディスプレイは3.2型のハーフVGA(320×480ドット)、フルタッチ型でキーボードを持たず、さらにホーム画面やユーザーインターフェイスなどはAndroid標準のスタイルのままなので、ドコモ「HT-03A」に似通ったイメージを持つ。
ただしメインディスプレイは有機ELで、カメラは500万画素とHT-03Aを上回っている要素も多い。サイズ面でも天地はほぼ同等だが、Samsung GALAXYは厚みが11.9mm(HT-03Aは14mm)と一回り薄い。ヨーロッパではすでに6月より発売されている。
Windows Mobile搭載のOMNIA最新モデル「OMNIA II」
続いて「Samsung OMNIA II」(I8000)はWindows Mobile 6.1を搭載したスマートフォン。ソフトバンクモバイルから「OMNIA POP」として発売されているケータイ(931SC)は独自OSを採用するが、こちらはより上位の“オールインワンモデル”。
Windows Mobile機だが、サムスン電子の独自ユーザーインターフェイスの「Touch WIZ 2.0」を搭載。スタートメニューをクリックすると大きなアイコンとメニューが表示される。
また同じくTouch WIZ 2.0を搭載する後述のSamsung Jetとともに独自のウィジェット機能が用意されており、ホーム画面上にミニアプリを追加できる。このウィジェットは開発環境がオープン化されるとの情報もあり今後の動向に注目である。メインディスプレイは3.7型WVGAの有機ELで、カメラ機能は500万画素。
スマートフォン並の機能を持つ弟分「Jet」
最後の「Samsung Jet」は従来の携帯電話とスマートフォン級の機能をマージした端末。独自OSを採用しながら、「Microsoft Exchange ActiveSync」による同期やマルチタスクに対応。独自のWebブラウザ「Dolphin」は最大5つまでのサイトを閲覧できる。メインディスプレイは3.1型WVGAでこちらも有機EL。世界70ヵ国で7月中の発売を予定している。