年間出荷台数で2億台を突破
ノキアに次ぐ地位を確実にキープ
サムスン電子は都内で記者会見を開き、同社のグローバル市場での状況および、3月にラスベガスで開催された「CTIA WIRELESS 2010」で発表した新端末などを日本の記者向けに公開した。
まずグローバル市場についての説明を行なったサムスンテレコムジャパン 端末営業部部長のオウ・チャンミン氏によると、2009年のサムスン電子の携帯電話出荷台数はついに2億台を突破、市場シェアも20%に到達した。1位のノキア(38%)との差はまだ小さくはないが、“ノキアとその他”とも呼ばれていた携帯電話市場において、“ノキアとサムスンとその他”と呼ばれる状況に達したと自信を見せた。
また今年のサムスンのハイエンドスマートフォンに搭載される特徴は3点。まず共通して搭載されるのが「SUPER AMOLED」(スーパー有機EL)と呼ぶディスプレイ。鮮明かつ明るい表示が特徴的である。
続いてはサムスンオリジナルのスマートフォン用OS「bada」。韓国語で海という意味を持っている。サムスンはマルチプラットフォーム体制を取っており、AndroidやWindows Mobileにも引き続き注力していく。bada端末用には「Samsung Apps」という独自のアプリケーションストアも用意する。
最後は1GHzのアプリケーションプロセッサー「C110」。クアルコムのSnapdragonがベースバンドとアプリケーションプロセッサーが1つになっているのに対し、より高い性能を発揮できるとする。
次ページでは具体的な端末を見ていこう。
