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世界で争うサムスンの携帯はフルタッチ型UIに注力

2009年07月17日 08時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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ノキアに次ぐ、世界2位となったサムスン
今後は全セグメントでの勝者を目指す

 サムスン電 子は都内で記者会見を開き、6月にシンガポールで開催された「CommunicAsia 2009」で展示された、同社製最新端末を紹介した。

サムスンテレコムジャパン オウ氏

Samsung OMNIAIIとSamsung Jet。今回展示された端末はいずれもキーを持たないフルタッチ型のインターフェイスを採用する

サムスンテレコムジャパン オウ氏

サムスンテレコムジャパン オウ氏

 まずサムスン電子のグローバルな携帯電話事業についての説明が、サムスンテレコムジャパン 端末営業部部長のオウ・チャンミン氏によってなされた。

 2008年度で1000億ドル強のサムスン電子の売上でも、テレコム事業は29.3%、さらにそのうち携帯電話端末は88%を占める。世界的なシェアも順調に伸びており、モトローラを始めとする他社が停滞している一方、ノキアに次ぐ世界2位の地位を確保。売上台数も年間2億台を目の前にしている。

 今後さらにサムスン電子の携帯電話事業を拡大していく上で重要となるが、「すべてのセグメントにおいて勝者になること」であるという。2007年まではPR活動も含めて、特定のモデルに選択と集中を行なってきた。しかし、2008年以降はユーザーをセグメント化し、それぞれのジャンルに最適な端末を投入していく。

全体で10億ドルとなるサムスン電子の売上の中でも携帯電話だけで2億ドル以上を占める。また、世界の携帯電話市場はモトローラの低迷により、ノキア、サムスン、それ以外という状況になりつつある

 セグメント化された製品でも、特に注力しているのがフルタッチ型のインターフェイスを採用した製品。普段の操作の80%以上がメールだというユーザーはともかく、Web・メディア再生・電話などを組み合わせて利用するユーザーにとっては、フルタッチ型こそが快適な操作方法であり、「フルタッチに慣れてしまうともう戻れなくなる」という見方をしている。

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