アイ・オー・データ機器は15日、「LAN DISK」ブランドの新製品として、RAID 6対応のビジネス向けNAS製品「HDL-XR」シリーズを発表した。記憶容量の違い(2~8TB)により、4モデルを用意する。発売時期や価格は未定(近日発売予定)。
RAID 6は、1つのデータブロックに付き、2つのパリティを生成。2台のHDDが故障しても元のデータを修復可能にする技術。RAID 5の改良版的な位置付けで、RAID 5では防ぎきれないリビルド中のHDD故障でも、データを守れる。
HDL-XRはホットスワップに対応。電源オンの状態でHDD交換ができるほか、3台のHDDでRAID5を構成し、残り1台を予備ディスクとして利用することで、万が一RAID 5を構成する1台に故障が発生した場合でも、予備ディスクを使ってRAIDを自動で再構築するホットスペアにも対応している。
また、CPUの高速化により従来機種と比較し、読み込み速度が約2.6倍、書き込み速度が約2倍に向上した。推奨同時接続台数も32台まで拡大されている。
さらに、2台のHDL-XRを組み合わせることで、リアルタイムバックアップ(レプリケーション)機能もサポートする。HDL-XRは2つのEthernet端子を持つ。一方をバックアップ専用にすることで社内LAN環境に影響を与えず、レプリケーション機能を利用できるという。
