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これが本当の聖地巡礼! お寺はどうして「始まった」?

「大吉出たから始めた」萌えるお寺、了法寺ができたワケ

2009年07月17日 16時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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大吉出たから始めました

――まずデザイナーの三井さんにお伺いします。この看板を作ることになった経緯を教えてください。

デザイナーの三井一仁さん。普段はモーターショーなど展示会の看板デザインをしているのだとか

三井一仁(以下、三井) 「人がいらしたとき、お寺について説明する看板が欲しい」と住職から話をもらったのが始まりです。祖父の代が檀家だったこともあり、住職のお姉さんとも仲が良く、よく寺には顔を出していたんです。

 ただ、普通のカンバン作っても見ないし、お寺も奥まっているところにあるから目立たない。だったら通りかかる人が目をとめるようなカンバンを作ろうと考えたのがはじめです。


――まだ萌え系にしようとは思っていなかったんですね。

イラストレーター、フリーランスの声優という2足のわらじを履くとろ美さん

三井 そうですね、「何かピンクっぽいものにしようかな」くらいに考えていました。ただそのとき、たまたま「少年エース」でとろ美さんのマンガ「あるみかん」を読んだんですよ。そのマンガにたまたまオバケが出ていて、「あ、コレいいかな」と思って。

とろ美 ホームページをたどってライブに来てくれて、同人で出していた冊子を買って行ってもらったんですよね。

三井 そう! それを住職に見せたら、さすがに初めは「えーっ!」って顔をしていたんです。ところが了法寺は面白いお寺で、何かあると、おみくじ(正確には仏籤)を振って決めるんですよ。


――おみくじ、ですか? 普通の。

三井 あれです。いざ住職がおみくじを振ったら大吉が出てしまい、周りの方に「大吉出たらやらなきゃいけないわよ」と言われて。もともと住職は心配症なのでためらっていたんですが、やることになったんです。

とろ美 だからその後に三井さんから声をかけられたときも「大吉が出たからお願いします」と言われたんです。大吉が出たから看板を描いてくださいと。かなり驚きました。

それぞれのキャラクターに名前がつけられている。「ちびれん」(左写真)「なり」「りな」(中央写真)「とろ弁天」「うがちゃん」(右写真)


――そもそも、「目立つ」を「萌え系」にしようと思ったのはなぜなんです?

三井 電波ソングやライトノベルが好きだったんですよ。とろ美さんも「愛のブリッツクリーク」という曲が好きで、マンガを読んだときも「ああ、あの人か」という印象でした。電波ソングは3年前くらいから好きになっていて、住職にも聞かせていたことがあったんですよ。だから理解はあったんだと思います。

 ただ、思うんですが、もともとお寺にある仏様の絵って、昔は最新のものだったわけですよね。だったら今、最新の絵で仏様を描いてもいいんじゃないかという発想もありますよ。

とろ美 わ、宗教画家になってしまいました(笑)。

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