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我々はプロ意識がなかった――ジャレコ加藤社長が語る同社の過去と未来

2009年06月20日 14時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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ジャレコ公式サイト「ジャレコ再生プロジェクト」トップページ。画面全体に不穏な雰囲気が漂っている

ジャレコは倒産なんかしねーよ!
倒産させたかったら勝負しろ!

 「燃えろ!!プロ野球」や「アイドル雀士スーチーパイ」などの有名なゲームタイトルに聞き覚えのある人も多いだろう。それらを制作してきたゲームメーカー、ジャレコが譲渡による再建を機に様々な方面で話題を呼んでいる。

 「異変」が起きたのは今年の1月。ジャレコ・ホールディングが100%子会社だったジャレコを、オンラインゲーム会社ゲームヤロウに「1円」で譲渡したのが始まりだ。ジャレコ・ホールディングからジャレコへの貸付金約16億円のうち、そのうち約10億円は債権放棄され、残る7億円が資産とともにゲームヤロウに引き継がれる形となった。

6月3日に投稿された加藤貴康社長の日記コメント。最新タイトル「黄金の絆」の出来栄えについて辛辣に語った

 それから5ヵ月が経った6月3日、社長の加藤貴康氏が自身のブログに書いた「ジャレコは倒産なんかしねーよ! 倒産させたかったら勝負しろ! このタコ野郎!!!」という投稿が注目を集めた。

 コメント欄では同社のWii用ゲーム最新作「黄金の絆」の出来について「満足してるわけねーだろ!あのクソ開発会社め!」とストレートに発言し、多くのブログで引用記事が投稿された。

 その4日後、今度は「加藤☆自作乙☆タカφ★」というハンドルネームで2ちゃんねるの芸スポ速報+板に社長自ら有名人記者として「降臨」し、2ちゃんねるユーザーの質問に回答。やりとりの中で自社のゲームを「クソゲー」と呼ぶなど、ここでも大胆な発言が目を引いた。

 さらに翌日には公式サイトに「ジャレコ再生プロジェクト」という特設サイトを公開。プロジェクトの第1弾として新作ゲーム「the:rpg」の制作を発表。ネットで敵キャラクターの募集を開始したが、ここにかなり際どいイラストが集まっていることがまたもや話題となった。

 最近ではニコニコ生放送に飛び入りするなど、飛びぬけたパーソナリティーを発揮する加藤氏。ブログや2ちゃんねるでの発言の真意、また今後のジャレコが目指すものなどについて加藤氏に聞いた。

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