八王子七福神の1つとしてお祀りしている“新護弁財天”を萌えキャラ化した萌え看板で、テレビや新聞などにも取り上げられた西八王子の了法寺で、メイド喫茶が営業を開始するとの話を聞きつけ、早速足を運んでみた。
到着するまでは、本殿の一部を使ってメイド喫茶が営業しているのだろうか、メイドじゃなくて尼さんだったらどうしようなど、中央線の車中で思考がグルグル回っていたのだが、西八王子の駅に降り立ち、了法寺に到着してみると……。本殿へと続く参道に張られた仮説テントで、メイドさんのいる本当のメイド喫茶が営業をしていた。
お帰りなさいませ了法寺へのお出迎え
今回のメイド喫茶“お帰りなさいませ了法寺へ”は、地元八王子で11月21日・22日の2日に渡って開催されている“八王子いちょう祭り”に併せて営業されているもので、明日22日は9時から16時半の予定で営業しているとのことだ。
初日となったこの日は、開店時間の午前9時には50人近くの人が参道に列を作っていたというが、筆者が到着した11時過ぎには列は解消されており、並ぶことなくお寺のメイド喫茶に入店できた。
同メイド喫茶で働いているメイドさんは、同企画の開催に先立って公募で集まったメイドさんたちで、メイドを希望する応募総数は募集人数の2倍以上集まったという。
さて、お寺のメイド喫茶“お帰りなさいませ了法寺へ”にまず入店(?)すると、まずカウンターでオーダーを済ませ、メイドさんに案内をされて本殿のお参りする。その後に席に案内されて、先にオーダーしたドリンクなどを提供してもらうという、お寺ならではのサービスが用意されている。
来店していた人に話を聞いてところ「地元にこういうイベントがあるのはうれしいです。お寺があることは知っていたんですが、足を運ぶ機会はなかった。こういった企画があって足を運びやすくなりました」「お祭りのひとつに参加しているイメージがあって面白いと思います」と話していた。
来店している人のなかには、地元の人以外にも噂を聞きつけた多くの人が訪れているとのことだ。
同寺の中里住職にお話を伺ったところ「これまでも“八王子いちょう祭り”には参加していましたが、足を運ばれる方は地元の方だけでした。今回はこういった形で遠方からも足を運んでいただけるようになり、うれしく思います。お寺というと、敷居が高く近寄りがたいイメージですが、こういった機会に足を運んで手を合わせていただくことで、身近なものとして知ってもらえればと思います」と話した。