医療系会社社長のアイデアが新しい文具を生んだ!
アイデア小物的な面白さがあるのがメディカルサポートの「Dater」。樹脂製の小さな名刺入れで、表面のボタンを押すと自動的に日付が名刺に打たれるというもの。名刺入れのフタ内側に数字の判とインクシートが内蔵されている。
メディカルサポートは特に文具とは関係のない企業だが、医療関係のイベントなどに出席する機会の多い社長が、「名刺にタイプスタンプを押しておけば、いつどこで合った相手なのか覚えやすい」というアイデアで、製品化に至ったものだという。
エコを追求したら必要最小限になったCD/DVDカバー
アイデア賞ものと言えば日本文具大賞・デザイン部門賞にもなったプラスティックアーツの「M-Pad」。記録面だけを保護する円盤状のCDカバーで、要するにCDケースなどの内側の“CDに直接当たる部分だけ”を取りだしたようなもの。中央にはCDの穴にはめ込む部分もあって外れることはなく、さらに積み重ねても安定するようになっている。
必要最小限の構成部材で必要な機能を持たせるという発想は、エコという流行の考え方を抜きにしても小物文具の新しいカタチとして面白いのではないだろうか。
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このほかの日本文具大賞関連としては、単に凝った製品というだけでなく見どころがあるのは確か。やまとの「メモックロールテープ フィルムタイプ」はパステルカラーのフィルムテープで、マーカーのような使い方と付箋のような使い方ができる。ちなみに、同社従来製品「メモックロールテープ」は蛍光色の紙テープタイプとなっている。
書類や地図に貼り付けても半透明なので下の内容を確認でき、さらに上から筆記できる便利さに加え、なおかつきれいに剥がせて跡が残らない。加えて、トウモロコシ原料の生分解性素材など、環境に配慮されているのも大きな特徴だ。
