グーグルを筆頭とするさまざまな企業が、無料で使えるWebマーケティングツールを提供している。SEO/SEM、LPO、アクセス解析ツールなど、ネットショップやプロモーションサイトを運営しているなら、使わない手はない。“使えるツール”だけを全部で30本、月曜~金曜日までの毎日1本ずつ紹介する。 ⇒ラインナップ一覧へ
画像とテキストから動画広告を作成
- サービス名: コマーシャライザー
- カテゴリー: 広告制作
- 提供企業: リクルート
- URL: http://cmizer.com/
お店や商品を紹介するテレビCMのような動画広告を作って、自社のサイトに掲載したい――そう考えるプロモーション担当者は少なくないだろう。しかし、動画広告の制作を業者に頼むと最低数十万円はかかるし、自作するには撮影から編集まで相当な手間とスキルが必要で、おまけに専用の撮影機材やソフトも用意しなければならない。テキストやバナー(画像)広告に比べて制作のハードルがぐっと高くなるのが動画の難点だった。
そこで、動画広告を手軽に作成できる「コマーシャライザー」の出番だ。コマーシャライザーはリクルートが提供する無料のWebサービスで、1分程度の動画広告が、写真画像とキャッチコピーをペタペタと貼り付けていくだけで完成する。操作は簡単、何より動画素材を用意しなくていいので、誰でも試せるのがいい。
広告を作成するには、ユーザー登録後の管理画面で「新しいCMを作成する」をクリックする。CMエディタの画面が開いたら、サンプル動画を見ながらテーマを決めよう。商品販売に適した「SALE編」「TV通販編」のほか、「アルバム編」「旅行記編」「グルメ編」などのテーマが用意されている。
テーマの横には、動画の作成に必要な写真画像の枚数と尺(再生時間)が表示されているので、選択後に必要な枚数の画像をアップロードし、キャッチコピーと宣伝したいURLを入力する。キャッチコピーが思い浮かばない場合のために「ゴーストライターに頼む」というお助け機能もある。「CMを見たという人に○%引き」「ボリューム満点ランチ」などの実用的なコピーが並んでいるので参考になるだろう。動画が完成すると動画ページのURLが発行され、ブログやYahoo!オークションなどに埋め込めるHTMLタグが生成される。
一見するとコンシューマ向けの“お遊びツール”のようにも見えるコマーシャライザーだが、サイト上に公開されている動画を見ると、実際にさまざまな業種の企業で使われていることが分かる。同業他社の動画広告もお手本にしながら、創意工夫で魅力的な動画広告を作成しよう。