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リスティング広告を効率化する「SEMマーメイド」

2009年07月09日 10時00分更新

文●小泉貴幸/通販旬報社

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Overture、Google AdWordsの費用対効果アップをアドバイス


 Webサイトへの集客に強力な武器となる検索連動型広告。だが、やみくもに出稿していては広告費がかさんでしまい、もったいない。費用対効果を最大化するためには現状を正しく把握し、改善策を練ることが重要だ。そんなときに役立つのが、ルグランが提供する「SEMマーメイド」だ。

 SEMマーメイドは、オーバーチュアとGoogle AdWordsの広告管理画面からダウンロードできるレポートファイルを利用して、検索連動型広告の効果を検証してくれるツール。レポートファイルをSEMマーメイドにアップすると、顧客獲得コスト(CPA:Cost Per Acquisition)を算出。費用対効果を上げるための具体的なアドバイス文を表示する。

SEMマーメイド

SEMマーメイドで最初に表示される診断画面。CPAが算出される


 SEMマーメイドを利用するには、初めに各検索連動型広告の管理画面からレポートを取得する。オーバーチュアの場合は「レポート」タブから「キーワード・パフォーマンス」をクリックし、期間を設定してCSVファイルをダウンロードする。AdWordsは、「レポート」から「新しいレポートを作成」を開き、「プレースメント/キーワードの掲載結果」を選択。その後は手順に従えばOKだ。なお、コンバージョン率を計測するため、あらかじめ検索連動型広告のコンバージョンタグを成約ページ(注文完了ページ、資料請求フォームの送信完了ページなど)に埋め込んでおこう。

SEMマーメイド

追加指標を入力すると詳細なアドバイスが表示される


 ダウンロードしたCSVファイルをSEMマーメイドにアップロードすると、CPAが表示される。さらに、想定客単価、粗利益率などを入力すると、1件あたりの粗利益、想定される売上高などの見積りも出る。これらの指標とアドバイスを参考に、次回、検索連動型広告を打つ際の計画を立てるといいだろう。

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