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本当に使える無線データ通信はこれだ! 第4回

自宅回線はもう不要 無線データ通信ですべてをこなす

2009年06月29日 18時00分更新

文● 二瓶 朗、ASCII.jp編集部

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バッテリーを内蔵し、電源の無いところでも
無線アクセスポイントとなるモバイルルーター

 「ホームアンテナ for イー・モバイル」はコンセントのあるところでしか使えないが、さらにバッテリを内蔵し、あらゆるところでインターネット回線を共有化できる機器もある。

 コミューチュアが取り扱う「PHS300」はイー・モバイルのUSB型端末に幅広く対応するモバイルルーター。設定によってはドコモ製端末との接続も可能なようだ。バッテリー駆動時間はおおよそ1.5~2時間。価格は同社のオンラインショップで1万8000円。

 「クティオ」は、イー・モバイルのサービスをMVNOの形で提供しているIIJmioが、同社の無線回線とセットにして販売している(単体購入も可能)。こちらについては詳細なレビュー記事を別途掲載しているので、そちらを参照してほしい。

PHS300

バッテリを内蔵し、外でも複数の機器からインターネットに接続できるようにする「PHS300」

クティオの本体には上部にCFカードスロット、下部にUSBポートがあり、それぞれにイー・モバイルのデータ通信カードが接続できる。写真はIIJmioのサービスでの組み合わせ時に提供される「D01NXII」

PHS300
対応アダプター
(一部)
イー・モバイル D23HW/D22HW/D21LC/D21HW/D12HW/D12LC/D02HW/D11LC/D01HW(USB接続型)、S12HT/S11HT/H11T(音声端末)
NTTドコモ L-02A/A2502(USB接続型)
無線LAN IEEE802.11b/g(WEP、WPA、WPA2)
サイズ 幅122×奥行き73×高さ18.5mm
クティオ
対応アダプター イー・モバイル D23HW/D22HW/D21HW/D12HW/D02HW/D11LC/D01HW(USB接続型)、D01NX/D01NX II(CFカード型)
無線LAN IEEE802.11b/g(WEP、WPA、WPA2)
サイズ 幅100×奥行き65×高さ21.8mm

とにかく格安で回線の持ち出しが可能
ウィルコム「どこでもWi-Fi」

 ウィルコムの小型通信モジュール「W-SIM」専用で、無線LAN経由でネット回線を共有する。電源は単3電池×4本(ACアダプターも利用可能)。三洋電機の「エネループ」に対応するのも特徴的である。

標準のSSID、WEPキーは本体内側に記載されている。PCからアクセスする場合はあらかじめ確認しておく

 無線LAN機器との接続には、バッファローの無線LAN設定システムである「AOSS」も搭載しているので、ニンテンドーDSなどもボタンを押すだけで接続できる。

 最大208kbpsのW-SIMだけにPCで利用するには速度面では少々心許ないが、PHSの特徴である遅延時間の小ささをメリットにして、携帯ゲーム機の通信などに適している。

 なお価格はウィルコムのオンラインショップでは2年契約を前提に、頭金4800円に加え、月々の支払いは端末の割賦代金・通信料込みで1980円で利用できる。持ち運びできるインターネット回線としてはとても手頃である。

どこでもWi-Fiの設定画面

詳細設定画面。電池の状況も確認できる

どこでもWi-Fi
対応アダプター ウィルコム W-SIM
無線LAN IEEE802.11b/g(WEP、WPA、WPA2)
サイズ 幅70×奥行き31×高さ110mm

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