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ADF付きの本格派! 無線LAN搭載ながら、低価格を実現!

使い勝手とコストで選ぶならブラザーのプリンター!

2009年07月05日 23時58分更新

文● 松下典子、ASCII.jp編集部 撮影●パシャ

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リビングにピッタリの
無線LAN内蔵複合機

 私の自宅では、リビングに複合機を置き、コピーやデジカメプリントとして家族で共用しています。問題は、PCからプリントするとき。PCとの接続はUSBなので、いちいちノートPCを複合機の近くまで運ばねばりません。ノートPCを置く場所はないため、印刷中は、ずっと床の上。印刷しながら別の作業をすることもままならないのが現状です。次に買うなら絶対、無線LAN内蔵モデルにしよう、と決めていました。

 ブラザーのMyMio「DCP-535CN」は、無線LAN付きで実売1万円半ば、というお買い得な複合機。リビングボードに置くための条件、“コンパクト”&“前面給排紙”もクリアしています。

 ここでよく失敗するのが、カタログ上の寸法はコンパクトだったのに、実際に設置して使ってみると、排紙トレイがペロンと飛び出して、奥行きがはみ出してしまう、というパターン。この出っ張りがあると、通りすがりに体をぶつけたり、トレイの上にホコリがたまったり、悲しい結果を招きます。

ハガキとA4を入れっぱなしにできる“スライドトレイ”。上段をずらすと用紙の種類を切り替えられる

 本機の場合、給排紙トレイをセットすると、本体下部に収まる構造になっています。背面は、ぴったり壁につけて設置できるので、排紙受けを最大に引き出しても、奥行きはわずか460ミリ。奥行き450ミリ程度の一般的なリビングボードでのはみ出し部分は、わずか1センチ。ハガキやL判印刷時は、この排紙受けの出っ張りはないので、これなら許容範囲でしょう。

 ADF (自動原稿送り装置)が付いているのも実用的。フラットベッドを使うのは、雑誌など厚みのあるものをコピーするときだけ。普段、書類をコピーするときは、重たいカバーを持ち上げなくても、ADFから簡単にセットできます。

 ほかにも、ハガキとA4用紙を同時にセットできるスライド式の給排紙トレイ、前面の扉から1本ずつ交換できるインクカートリッジなど、細かい配慮がされていて、さすがブラザー、生活家電並みの使い心地です。

無線LAN内蔵で、離れた場所からでもAOSSとWPSに対応しているので、接続設定も簡単

 これだけ多機能で低価格だと、やはり心配になるのが画質とランニングコスト。デジカメ画像をL判用紙にプリントしたところ、滑らかで発色のよい写真画質で、ほぼ満足いく結果になりました。L判1枚当たりのコストは約19.8円と、ネットプリントサービスより安あがりなので、ペットや草花のデジカメ写真を気軽にプリントして楽しめそう。ノートPCからも無線LANでスマートに出力でき、お部屋も気分もスッキリ快適です。

(次のページへ続く)

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