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独特のシャープな画像が魅力!

コンデジとは一味違うシグマ「DP2」

2009年05月28日 12時00分更新

文● 小林 伸、撮影協力:クラーク記念高校秋葉原ITキャンパス

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コンパクトでもあなどれないレンズ

 前機種の「DP1」のレンズ焦点距離は28mm相当(35ミリ換算)で風景や建築物の撮影に向いていたが、DP2ではレンズの焦点距離を41mm(35ミリ換算)とし、標準レンズに近い焦点距離となっておりポートレートやスナップに向いている。

レンズ

24.2mm(41mm相当)F2.8単焦点レンズ。レトロフォーカスタイプで高屈折率ガラスとガラスモールド非球面レンズを2枚ずつ使用している

 そもそも標準レンズとは、撮像面の対角線長に近い数値の焦点距離を持ったレンズのことを指す。このDP2に搭載されているイメージセンサーの対角線長は24.86mmに対して、レンズ焦点距離は24.2mmとなっており、まさしく標準レンズといえる。

 そして、通常であれば一眼レフのレンズに採用されるレトロフォーカスタイプのレンズ設計を採用して、像面湾曲や非点収差を抑え周辺光量の確保を目指している。コンパクトカメラに搭載するためのレンズとはいえ、さすがレンズメーカーのシグマだけあり、こだわりを感じる。

電源のON(左)とOFF(右)ではこれだけレンズはボディからはみ出る

 その代わりにレンズ全長は長くなってしまっている。電源のOFF時こそ見た目は往年のコンパクトカメラだが、電源をONにすると望遠ズームコンパクトカメラかと見間違えるほどレンズが伸びていく(実測で25mm程度)。

ビューファインダー

ビューファインダー「VF-21」(実売1万9000円前後)。フレーミングにはこのビューファインダーを使用して、背面モニターを消しておくことで電池寿命を延ばすことができる

フードアダプターとビューファインダーを装着した状態

フードアダプターとビューファインダーを装着した状態のDP2。この状態にして使うのがベスト

 ちなみに、別売のフードアダプター「HA-21」(実売1900円前後)を使用すると、不要な光線をカットしつつ見た目が良くなるというメリットがあるので、このフードアダプターはカメラと同時に購入しておくべきだろう。

フードアダプターはアダプター部分と先端のフード部分とに分割されている(左)。アダプター部分には46mm径のフィルターを装着することができる(右)

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