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ビジネスインクジェットプリンターの新製品を発表

HPの新オフィスプリンターはランニングコストが魅力

2009年04月13日 13時30分更新

文● 岡本善隆/ASCII.jp編集部

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 日本HPは、SOHOからスモールオフィス向けのA4対応インクジェットプリンタ4製品を発表した。同社の直販サイト「HP Directplus」および店頭で4月24日より発売する。


インクシステムを改良して
ランニングコストを大幅に低下

 今回の新製品で注目ポイントはランニングコスト。A4対応複合機「HP Officejet 6500 Wireless All-in-One」では、従来の同クラス機「J6480」がヘッド一体型インクシステムだったのに対し、4色独立インクシステムを採用。通常の黒カートリッジに比べ、3倍の容量を持つ増量黒カートリッジを用意するなどの改良で、ランニングコストはA4カラー文書の印刷で7.6円/枚となった。

 これは低価格帯カラーレーザープリンターの平均2分の1、インクジェットプリンターの平均と比べても下回り、「HPのプリンターはランニングコストでもお得だと自信を持って言えるようになった」とする。また平均消費電力の面でも、カラーレーザープリンターと比べて、大幅に有利とのこと。

 Officejet 6500シリーズには、HP Directplus専売モデルの下位モデル「HP Officejet 6500 All-in-One」もある。両モデルは無線LAN機能の有無のほか、両面印刷への対応、電源オフ時に受信したファクスデータをメモリーに保持可能かどうか、という差がある。

HP Officejet 6500 Wireless All-in-One

HP Officejet 6500 Wireless All-in-One

HP Officejet 6500 All-in-One

HP Officejet 6500 All-in-One

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全機能で自動両面対応の
黒くっきりA4複合機

 Officejet 6500シリーズよりもう少し規模の大きなオフィス向けなのが、A4対応複合機「HP Officejet Pro 8500 Wireless All-in-One」とA4対応プリンタ「HP Officejet Pro 8000」。ともに全色顔色系インクに変更となり(従来機は黒のみ顔料系インク)、普通紙にくっきりとした印刷が可能となり耐水性も上がった。

 Officejet Pro 8500は、プリント・スキャン・コピー・ファクスのすべてで自動両面処理に対応するほか、ネットワーク機能も強化。スキャンしたデータや受信したファクスデータを、あらかじめ指定したメールアドレスに送信したり、ネットワークフォルダーに保存することが可能である。前面にあるスロットにメモリカードを挿入しておくことでPDF/JPEG形式でデータを保存できる。

 Officejet Pro 8500/8000ともA4カラー文書の印刷は6.6円/枚。こちらも高いランニングコスト性能を持っている。

HP Officejet Pro 8500 Wireless All-in-One

HP Officejet Pro 8500 Wireless All-in-One

HP Officejet Pro 8000

HP Officejet Pro 8000

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 価格はいずれもオープンで、店頭実売では「HP Officejet 6500 Wireless All-in-One」が2万1800円、「HP Officejet 6500 All-in-One」が1万6800円、「HP Officejet Pro 8500 Wireless All-in-One」が3万9800円、「HP Officejet Pro 8000」は1万9800円を想定している。


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