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VAIO VGX-TP1

VAIO VGX-TP1

2007年01月17日 19時50分更新

文● 編集部 橋本 優

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HDMI端子を標準装備
背面デザインにもこだわり

 “テレビサイドPC”という名称のとおり、TP1はテレビに接続することが考慮されている。そのため映像出力として、最近の薄型テレビの多くに実装されているHDMI端子を標準で装備している。映像出力は1125i(1080i)、750p(720p)、525p(480p)に対応。DVI端子は装備しないが、“HDMI-DVI変換アダプター”が付属しており、パソコン用液晶ディスプレーと接続する場合も問題ない(著作権保護されたコンテンツを再生する場合には、HDCP規格に対応したディスプレーが必要)。アナログRGBは搭載しており、CRTディスプレーと接続することも可能となっている。

背面
背面のインターフェース。上段左から、地上アナログ放送用アンテナ入力、ワイヤレスLAN用アンテナ入力、USB×2、アナログ音声入出力、光デジタル音声出力、下段左から有線LANコネクター、映像入力、HDMI出力、アナログRGB出力、ACコネクターが並ぶ。
背面カバーつき 背面排気口
背面のインターフェースは付属のカバーをかぶせることで見えなくなる。このあたり、外観への細かい配慮が感じられる。本体の熱は背面にあるスリットから排気される。ファンレスではないが、動作音はかなり静かだ。
HDMI-DVI変換アダプター AVケーブル
本体にはDVI出力端子はないが、“HDMI-DVI-D変換アダプター”が付属する。HDMIとは排他利用になるが、パソコン用液晶ディスプレーを接続することも可能だ。付属のAVケーブルは出力用ではなく入力用。アナログの映像出力は本体のアナログRGBでのみ可能。

 TP1は地上アナログチューナーは搭載するものの、デジタルチューナーは搭載しない。地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタルなどのデジタル番組を視聴/録画するためには、別途デジタルチューナーユニットの「VGF-DT1」が必要となる(実売想定価格5万円前後)。VGF-DT1はTP1と同様に円筒形の形状をしており、TP1の下に重ねて配置することもできる。さらにVGF-DT1は有線LANポート(100BASE-TX)を搭載しており、受信した信号をDTCP-IPにより暗号化した上でネットワークで配信できる。これによりTP1とVGF-DT1は必ずしも同じ場所におく必要がなく、AVラックの高さなどレイアウト上の理由から、どうしても一緒に置くだけのスペースがとれない、という場合は離れた場所に配置することができる。それだけでなく、VGF-DT1は付属のソフトウェア「VAIO Digital TV」さえ導入すれば、ほかのVAIOでもVGF-DT1を使ったデジタル放送の視聴/録画が可能となる(同時に2台以上の配信は不可)。ちなみにVGF-DT1は映像出力端子としてD端子を搭載するが、TP1にはD端子の入力は備わっていない。

VGF-DT1
TP1とマッチするデザインを採用するデジタルチューナー「VGF-DT1」(TP1の下)。

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