中央通り沿いのゲームショップ“メッセサンオー 同人ソフト館”が18日リニューアルオープンした。今まで1階のみだったフロアを2階まで拡張し、デモ用のモニタを大幅に増加するなど、ライトユーザーの取り込みや、“暗い”“買いづらい”というイメージを払拭させる工夫が店内随所になされている。
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中央通リ沿いの“メッセサンオー 同人ソフト館(本店B館)”が拡張リニューアルオープン! |
ショップによると「これまでは18禁ソフトと全年齢対象のソフトが1階にまとまっていたためライトユーザーや18歳未満は入店しにくかった。18禁ソフトを2階に移動させることで、ライトユーザーが気軽に店内に入れる店づくりにした」とのこと。具体的には、商品の棚を壁側に寄せ、店内を明るく、しかも広く見えるようにレイアウトしたという。また、最近の同人ソフトはアニメなど動画の出来がすばらしいのだが、製品のパッケージだけではそれらが伝わりにくいため、デモ映像を流すモニタ数を大幅に増やし、新作やオススメのソフトをムービーで数多く紹介するようにしている。
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モニタの台数を大幅に増やし、デモ画面やムービーなどで作品を紹介。作品の内容や質などがパッケージだけではわかりづらい同人ソフトだけに、これはありがたい |
新たに拡張した2階では18禁ソフトを専門に扱っている。ド肝を抜くのが、フロアの中心に設置された37インチの大型液晶モニタだ。鍵をかけた自分の部屋以外では決して見てはいけないような赤面もののムービーがエンドレスで流されている。さすがに大通りに面した1階の店内ではできない大胆なレイアウトだ。「店舗面積から考えても、これほど大きなモニタで18禁同人ソフトのデモを行なっているのはうちだけでしょう」と店員も自信満々だ。「ただし、ちょっとやりすぎたかもしれません、店員が観ていても恥ずかしいですから、お客さんはもっと恥ずかしいでしょうね」と本音も漏らしてくれた。
1階は全年齢対象同人ソフトと同人音楽CD、そして店舗の奥には18禁ソフトの新作を並べている。わざわざ階段で2階に上がって商品を買うのが面倒という人のために、18禁ソフトでも新作ソフトだけは1階で買えるように配慮されている。筆者はエロのためなら階段の上り下りくらい何てことないのだが、なかには一刻も早くソフトを買いたいという人もいるだろう。なお、店の入り口付近には2階よりも大きな液晶モニタが備え付けてあり、注目ソフトのデモを行なっている。
また、リニューアルに伴い“店頭予約システム”が新たにスタートした。これを利用すれば、人気ソフトを手に入れるために気合を入れて並ばずに済むようになる。コンシューマゲームソフトを扱う大手ゲームショップではすでに採用されているシステムだが、同人ソフトの店頭予約というのは秋葉原でも珍しいといえる。
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1階には同人音楽CDの試聴機が多数設置されている。同人ソフトは個人の好みが分かれやすいため、いわゆるジャケ買いは失敗する可能性が高い。視聴してから自分の気に入った同人音楽CDを購入できるのはうれしい | 店頭には2階よりも大きな液晶モニタが備え付けられている。店舗は往来の激しい中央通り沿いのため、注目度は抜群だ |
