最近、ソフトウェアや指紋認証によるセキュリティロックをかけることが可能なフラッシュメモリが各社から登場している。今回紹介するサンコーから発売された「MorseCode Drive」もそういった製品で、本体に暗証番号用のプッシュボタンを用意して、ハードウェアロックを施しているのが特徴だ。
4桁の暗証番号を本体のパッドから入力しなければOSから外付けドライブとして認識されないため、基本的にユーティリティは不要となっている「MorseCode Drive」 |
カード型のフラッシュメモリで、USBケーブルで接続する |
一般にフラッシュメモリにセキュリティロックをかける際には、OSにユーティリティをインストールする場合が多い。今回の製品では4桁の暗証番号を本体のパッドから入力しなければOSから外付けドライブとして認識されないため、基本的にユーティリティは不要となっている。もちろん付属のセキュリティソフトにより、ソフトウェア的にロックをかけることも可能。本体のハードウェアロックと付属ソフトウェアによる2重ロックを施すことが可能だ。
そのほかセキュリティ機能としては、5回暗証番号入力に失敗すると自動的にドライブ全体にロックがかかるという念の入れようで、このロックを解除するためには付属のCDに記載されている任意のレスキューコードを入力しなければならない。ただし、このコードを入力するとデータはすべて消去されてしまう。なにやら自爆スイッチに近いものを感じる仕様のため、暗証番号を忘れてしまうのは致命的と言えよう。
本体はアルミ製となっており、サイズは80(W)×54(D)×10(H)mm、重さは40g。インターフェイスはUSB 2.0。対応OSはWindows XP/2000、Mac OS X(ソフトウェアは非対応)。価格はサンコーレアモノショップで1GBモデルが9980円、512MBモデルが6980円で販売中だ。