前のページで述べたように、コンシューマー向けのBasic以外は新GUIのAeroを採用している。まずはその違いを中心にVistaのGUIを見ていこう。
左がWindows Vista Basic、右がPremium |
目を引くのが、ウィンドウのサムネイル表示機能だ。Alt+Tabで表示される“アプリケーション切り替え”画面では、Basicがアイコンのみなのに対して、Premium以上ではウィンドウ内容のサムネイル表示もされる。このとき動画も再生される。また、Windows+Tabを押すと“Flip 3D”モードになる。キーボードでウィンドウをスクロールすることができ、直感的だ。
左上のみBasic、残りはPremium。右下がFlip 3Dモード |
検索機能の充実もWindows Vistaの特徴である。例えば、コントロールパネルの右上には、検索用のテキストボックスが追加されている。ここにキーワードを入力すると、対応した機能が絞り込まれて表示される。Mac OS X 10.3を使ったことがあるなら、それをイメージすると分かりやすい。なお、ウィンドウの枠の部分が半透明になっているが、これもAeroの特徴である。ウィンドウの下にあるオブジェクトが把握できるので、操作がしやすくなる。
コントロールパネル。アドレスバーの表示方法や右上のボタンの形状も変わっている。アイコンの種類も増えたようだ |