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【フォトレポート】60年前の姿が今現れる! 交通博物館で“旧万世橋駅遺構特別公開”が始まる! 

2006年01月11日 23時53分更新

文● 北村

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 “さようならキャンペーン”を行なっている交通博物館で、普段は公開されていないJR中央線高架下レンガアーチ内や旧万世橋駅ホーム跡を見学できる“旧万世橋駅遺構特別公開”が本日より開始された。

 万世橋駅は、現在、交通博物館がある場所にかつて存在していた中央線のターミナル駅。しかし、大正8年に中央線の万世橋駅~東京駅間が延長開業すると、ターミナルとしての役割を終える。関東大震災で消失した後、駅舎は再建されるが、周辺地域の鉄道事情からその機能を縮小、昭和18年にはついに営業を休止する。“旧万世橋駅遺構特別公開”は、その旧万世橋駅ホーム跡を見学できる貴重なイベントとなっている。今回、交通博物館の協力でこの旧万世橋駅の遺構を取材できた。その様子をフォトレポートでお届けしよう。

レンガアーチ内 レンガアーチ外観
JR中央線高架下レンガアーチ内の様子。正面のスクリーンでは、旧万世橋駅や交通博物館の歴史をまとめたビデオを約6分間上映する公開されているレンガアーチは、万世橋に一番近い(写真一番左の)部分で、この内部が左の写真となる
細い空間 鉄骨
レンガアーチ内には通路のような細い空間もいくつかある頭上には鉄骨の梁がむき出しの状態で配置されている。ちょうどこの上をJR中央線が走っている
水漏れ 階段
さすがに老朽化が進み、壁や天井のいたるところから水が漏れている改札口からホームへ向かう階段。滑り止めがないが、これは第二次世界大戦の金属供出により外されたと言われている
駅名標 踊り場の壁
ホームへと向かう通路には当時の駅名標の複製が掲示されている踊り場の壁には注意書きが貼られていた跡が残っている。この注意書きや当時の駅名標などは博物館1階のミニ展示コーナーに展示されている
ミニ展示コーナー 通路
博物館1階の休憩室横にあるミニ展示コーナーでは“万世橋 失われた幻の駅”が開催されている。万世橋駅にまつわる資料を展示しており、5月14日の最終営業日まで公開予定となっている ホームから改札口へ続く階段と通路を望む

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