昭和11(1936)年に開館して以来、秋葉原の顔として長年親しまれてきた「交通博物館」が、5月14日にいよいよ閉館してしまう。この週末は、交通博物館をアキバで見られる最後のチャンスだ。前を通りながら「いつか見ればいいや」と思っていた人、入り口前のO系新幹線やD51の前で記念撮影をしながら今まで中に入ることがなかった人も、この機会にぜひ交通博物館を見てみよう。鉄道にくわしくない人でも楽しめる、交通博物館の見所を以下にピックアップしてみた。
まずは入り口横で初代新幹線とデゴイチがお出迎え
記念写真をとっておこう!
交通博物館の目印となっている「0系新幹線」(初代の新幹線)と「機関車D51」の前頭部は、1970年代後半に設置された。前頭部しかないのは、中に展示できるスペースがないから(D51は1階に運転席部分を展示)。なお、外にありながら今まで落書きなどをされたことはない。みんなに愛されている証拠だ
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いかにも歴史がありそうな看板。この看板は、昭和23(1948)年に名称が「鉄道博物館」から、「交通博物館」に変わったときに作られた。移転後の「鉄道博物館」にも持って行く予定とのことだが、名称が元の「鉄道博物館」に戻るので、看板としては使わず、資料的な位置づけになるのか? |