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ソフトイーサ、VPN構築ソフト『SoftEther VPN 2.0 Release Candidate 1』を公開――対応OSも拡大

2005年09月30日 16時00分更新

文● 編集部

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ソフトイーサ(株)は30日、VPN構築ソフト『SoftEther VPN 2.0 Release Candidate 1』を同日付けで公開したと発表した。

『SoftEther VPN 2.0 Release Candidate 1』(ビルド 4800)は、“SoftEther VPN 2.0”の基本機能をすべて搭載しており、住民基本台帳カードと連携したユーザー認証機能が利用可能になったほか、対応OSも拡大され、Windows(x86)に加え、Linux(x86/PowerPC/SH4)、FreeBSD(x86)、Solaris(x86、SPARC)、Mac OS X(PowerPC)上でも稼働可能になった。PowerPCやSH4などの組み込み用CPUに対応したことで、スイッチ/ルーターなどのネットワーク機器やデジタル家電に組み込むことも可能になるとしている。

現時点では、UNIX系OS上で動作するVPN Server/Bridgeの管理ソフトが未完成であるため、UNIX系OSで動作させるVPN Server/Bridgeを管理するには、Windowsが動作している端末から『SoftEther VPN Server Manager 2.0』を利用して管理する必要があるが、10月上旬にはUNIX系OSで動作する“SoftEther VPN 2.0 コマンドライン管理ユーティリティ”として『vpncmd』を単独で提供する予定。このユーティリティーはvpncmdのリリース後のビルドでSoftEther VPN 2.0に統合される。

そのほか、Windows版では、“仮想HUB”内を流れるパケットの処理ルーチンを最適化することでVPNパケット処理の遅延時間を短縮されているという。

同社では今後、10月末を目標に『SoftEther VPN 2.0 Release Candidate 2』(RC2)を開発しており、オンラインマニュアルを11月にかけて整備する予定。さらに、ソフトイーサVPN(株)と提携し、11月末を目標に、製品版『VPN 2.0(仮称)』の製品化を進めるとしている。

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