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発売近し!? インテルの未発表チップセットを搭載したマザーボードが続々登場!

2005年05月12日 22時35分更新

文● 増田

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 昨日こちらでも紹介したGigabyte製“i945G”搭載マザー「GA-8I945G Pro」と「GA-8I945GMF」に続き、今度は“i945P”を搭載するマザーボードのサンプルが相次いで登場している。1つはASUSTeK製「P5LD2 Deluxe」、もうひとつはインテル製「D945PSN」という製品だ。

「P5LD2 Deluxe」
発売中の上位モデル“i955X”搭載の「P5WD2 Premium」とよく似た構成となっているASUSTeK製「P5LD2 Deluxe」。チップセットには“i945P”を搭載する
ポップ
“Pentium D”シリーズとその対応マザーの発売も近そう。ポップには5月下旬発売予定と書いてある

 “i945P”と“i945G”はともにインテル未発表のチップセット。VGA機能を統合すると思われる“i945G”搭載モデルについては、インテルやGigabyteのサンプルマザーがお目見えしているが“i945P”搭載モデルが展示されたのは今回が初めてとなる。
 ASUSTeK製「P5LD2 Deluxe」は、すでに発売中の上位モデル“i955X”搭載の「P5WD2 Premium」とよく似た構成となっている。“i945P”+“ICH7R”となるチップセットには、どちらもヒートシンクのみを搭載するATXフォームファクタ製品で、拡張スロットの構成もPCI Express x16×2(うち1つは将来的にSLI対応も考慮した“Universal PCI Express”)、PCI Express x1×1、PCI×3と「P5LD2 Deluxe」と同じだ。そのほか、基板裏面全体に装着した冷却機構“Stack Cool 2”や、外付け用のSerial ATA IIポートをブラケット部に装備するなどの特徴もそのままとなっているが、ギガビットイーサネットがMarvell“88E8053”1つのみ(「P5WD2 Premium」はインテルチップを使用したPCI Express接続とMarvellのデュアル仕様)となっていたり、PC2-6400(DDR2-800)の独自サポートがないなど、“i955X”搭載モデルから省かれた機能もあるようだ。

ブラケット部 Stack Cool 2
外付け用のSerial ATA IIポートをブラケット部に装備するのが、最近のASUSTeK製マザーの特徴基板裏面全体に装着した同社オリジナルの冷却機構“Stack Cool 2”

 一方のインテル製「D945PSN」も、先に登場したサンプル品である“i945G ”搭載「D945GNT」とほぼ同じ外観だ。ATXフォームファクタの基板にヒートシンクのみのNorth bridge“i945P”が搭載されており、組み合わされるSouth bridgeには“ICH7R”を採用する。細かい仕様は不明だが、PCI Express x16×1、Express x1×2、PCI×4という拡張スロットにSerial ATA II(3Gb/s)×4などが確認でき、同社のスタンダードモデルといえそうだ。
 今回登場したASUSTeK、インテルの製品に限らず最近のアキバの動向を見ているとデュアルコアCPUである“Pentium D”シリーズとその対応マザーの発売も近そうだが、具体的な日程などはいまだに不明となっている。なお両製品を展示しているのはT-ZONE.PC DIY SHOP。ほかにTWOTOP秋葉原本店でもASUSTeK製「P5LD2 Deluxe」は展示されている。

D945PSN ICH7R
“i945P”を搭載するインテル製「D945PSN」。“i945G ”搭載「D945GNT」とほぼ同じ外観だSouth bridgeには“SECRET”の文字とともに“NH82801GR”(ICH7R)と表記。こちらはヒートシンクも装着していない
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