Sybaから、IDE接続の内蔵用ドライブをケースなしで外付けのSerial ATA接続にできるキット「男組(パワーキッド)S-ATAモデル」が登場した。パッケージには「ガワは要らない!そんな男気のあるお客様へ」とあり、“男気”=“パワー”、“キット”を“キッド”に文字遊びした製品名となっている。このキットは、同社のSerial ATA/IDE変換アダプタ「SD-SA2IDE-A1」と、ACアダプタからの電流を3.5/5インチドライブ用12V4ピンとFDDドライブ用12V4ピンに変換するキット「鯱Jr.」をセットにしたもので、2つの製品を組み合わせることにより外付けのSerial ATA環境を構築する。
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「男組(パワーキッド)S-ATAモデル」は、Serial ATA/IDE変換アダプタ「SD-SA2IDE-A1」(右)と、ACアダプタからの電流を3.5/5インチドライブ用12V4ピンとFDDドライブ用12V4ピンに変換するキット「鯱Jr.」(左)をセットにした製品 |
「SD-SA2IDE-A1」は、Serial ATAチップにSilicon Image製の“Sil3611”を搭載。インターフェイスとして、ATA100/133対応のIDEコネクタ、FDDドライブ用12V4ピンソケット、Serial ATAポートを装備する。一方「鯱Jr.」は、下の写真のようにACアダプタと、ACアダプタからの電源を3.5/5インチドライブ用12V4ピンとFDDドライブ用12V4ピンに変換するボックス/ケーブルがセットになっており、ボックスには電源のON/OFFスイッチも搭載されている。
外付けのSerial ATA環境の構築方法は簡単で、「SD-SA2IDE-A1」を内蔵ドライブに接続。その後、「鯱Jr.」の3.5/5インチドライブ用12V4ピンケーブルを内蔵ドライブに、FDDドライブ用12V4ピンケーブルを「SD-SA2IDE-A1」に接続。Serial ATAケーブルを「SD-SA2IDE-A1」とマザーボードのSerial ATAポートに接続すれば準備完了となる。なお、同キットを利用するには、Silicom Image製チップで動作しているSerial ATAポートへ接続しなければならず、そのほかのチップがサポートするSerial ATAポートでは動作しない可能性があるので注意。価格は、パソコン工房秋葉原店で3350円、Onenessで3450円、ラオックス PC・DO SHOPで3480円、高速電脳で3549円。
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接続の模式図 | | Serial ATA/IDE変換アダプタ「SD-SA2IDE-A1」 |
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「鯱Jr.」の3.5/5インチドライブ用12V4ピンとFDDドライブ用12V4ピンに変換するボックス/ケーブル | | 同梱されるACアダプタ |
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