SybaからIDE接続の内蔵用ドライブをケースなしで外付けのUSB接続にできるキット「男組(パワーキッド)USB2.0モデル」が登場した。“男組”=“パワーキッドの由来については以前紹介した「男組(パワーキッド)S-ATAモデル」を参照してもらうとして、今回の製品は、同社製USB 2.0/IDE変換アダプタと、ACアダプタ電源を3.5/5インチドライブ用12V4ピンとFDDドライブ用12V4ピンに変換するキット「鯱Jr.」をセットにした構成となっている。
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同社のUSB 2.0/IDE変換コネクタ「SD-USB22IDE-A1」のカスタマイズモデルと「鯱Jr.」をセットにした「男組(パワーキッド)USB2.0モデル」 |
USB 2.0/IDE変換には、すでに発売となっている「SD-USB22IDE-A1」のカスタマイズモデルを使用。従来モデルの「SD-USB22IDE-A1」は、インターフェイスとしてATA100/133対応のIDEコネクタとUSBポートが搭載されており、USBからのバスパワーで動作したが、カスタマイズモデルでは新たにFDDドライブ用12V4ピンポートを搭載。PCのUSBポートからの電源供給不足で変換コネクタの動作が不安定にならないように、別途動作電源を確保している。USB 2.0/IDE変換チップにはGenesys製の“GL811E”を搭載する。いっぽう「鯱Jr.」は、ACアダプタと、ACアダプタ電源を3.5/5インチドライブ用12V4ピンとFDDドライブ用12V4ピンに変換するボックスおよびケーブルがセットになっている製品。ボックスには電源のON/OFFスイッチも搭載されているのは以前お伝えした通りだ。
接続方法は「SD-USB22IDE-A1」のカスタマイズモデルを内蔵ドライブに接続。その後、「鯱Jr.」の3.5/5インチドライブ用12V4ピンケーブルを内蔵ドライブに、FDDドライブ用12V4ピンケーブルを「SD-USB22IDE-A1」のカスタマイズモデルに接続。「SD-USB22IDE-A1」のカスタマイズモデルのUSBポートとPCのUSBポートをUSBケーブルで接続すれば準備完了。前モデルの「男組(パワーキッド)S-ATAモデル」はマザーボードのSerial ATAポートに接続しなければならなかったことを考えると、こちらの製品のほうが汎用性が高そうだ。価格は、高速電脳で2730円、ラオックス PC・DO SHOPとOnenessで2980円、ZOA 秋葉原本店で3129円。
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接続はこのように行なう | | 同社のUSB 2.0/IDE変換コネクタ「SD-USB22IDE-A1」のカスタマイズモデル。新たにFDDドライブ用12V4ピンポートを搭載した |
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内蔵ドライブとUSB 2.0/IDE変換コネクタに電源供給を行なう「鯱Jr.」 | | 「鯱Jr.」には、3.5/5インチドライブ用12V4ピンケーブルとFDDドライブ用12V4ピンケーブルが搭載されている |
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