東日本電信電話(株)と西日本電信電話(株)は20日、携帯電話の普及など、屋外の通信手段の多様化などの影響で利用が少なくなっている公衆電話において、特にICカード公衆電話の利用が少ないことから、公衆電話サービスを維持するためのコスト削減の観点から、順次磁気カード公衆電話に一本化すると発表した。
NTT東日本では2月下旬から、NTT西日本では4月下旬から、ICカード公衆電話を磁気カード公衆電話に取り替えを開始し、2006年3月までに完了する予定。ICカード公衆電話の利用状況によっては公衆電話を撤去する場合もあるとしている。
これに伴い、ICカード公衆電話に固有の機能である“簡易インターネット接続”と“ICカードメモリ通信機能”の提供、およびLモードカードによるサービスも終了する。
なお、ICテレホンカードについては、販売を継続するが、順次縮小するとしており、20日から、未使用/使用中にかかわらず磁気テレホンカードとの交換を開始する。有効期限が切れている場合には1枚につき105円の手数料が必要となる。