![]() |
![]() | |
---|---|---|
キューブ型ベアボーンPCの有力メーカーであるShuttleが、チップセットに“i915G+ICH6R”を採用する「SB81P」の展示デモをスタート | 3.5インチベイまで使用すれば、計3台の3.5インチHDDが搭載可能となるのも特徴のひとつ |
昨日から“ICH6/R”の不具合を解消したマザーボードも再入荷され、いよいよ本格始動を始めたLGA775対応のPentium 4。そんな中、キューブ型ベアボーンPCの有力メーカーであるShuttleが、チップセットに“i915G+ICH6R”を採用する「SB81P」の展示デモをスタートしている。
![]() |
![]() | |
---|---|---|
向かって左側の側面。フロントよりに設けられたファンからCPUの熱を排気する | ケースの両サイドには、それ専用の通風孔が設けられている | |
![]() |
![]() | |
ダクトを通して正面右側から吸気された空気を、冷却後は反対の左側に排気する仕組み | システム全体で搭載するファンの数はCPUの冷却に2、電源の排気用に1、ケースの排気用に2と、この手の製品では異例となる計5個のファンを搭載する |
同製品の特徴は、なんといってもLGA775に対応するところ。そのためか、搭載電源にはキューブ型ベアボーンPCではおそらく初となる350W対応を採用している。CPUの冷却機構も、いままでの同社のキューブ型ベアボーンPCには見られなかったものでダクトを採用。正面右側から吸気された空気を、冷却後は反対の左側に排気する仕組み。もちろんケースの両サイドには、それ専用の通風孔が設けられている。結果、システム全体で搭載するファンの数はCPUの冷却に2、電源の排気用に1、ケースの排気用に2と、この手の製品では異例となる計5個のファンを搭載するにいたっている。
実際にデモ中のマシンに触ってみるとやはり熱い。排気口からも、従来のキューブ型ベアボーンPCでは感じられることの無かった熱を排出していたが、逆にいえばそれだけ熱には気を配った構成といえ、ケース内の換気はしっかりと行われているのかもしれない。ちなみに、代理店によると「高熱Prescott対応しながら、静音性を保つ冷却機構」ということ。確かに搭載するファンの数は多いが、動作音はそれほど気になるレベルではなかった。
![]() |
![]() | |
---|---|---|
フロントは上部からカードリーダライタ、開閉扉付きの5インチベイ、押すと開く扉の3.5インチベイ、USB2.0やIEEE1394などのアクセスポートというもの | 実際にデモ中のマシンに触ってみるとやはり熱いが、ファンの動作音はそれほど気になるレベルではなかった |
従来の同社のキューブ型ベアボーンPCと比較すると、やや大きめとなる本体のサイズは320(L)×210(W)×220(H)mm。フロントは上部からカードリーダライタ、開閉扉付きの5インチベイ、押すと開く扉の3.5インチベイ、USB2.0やIEEE1394などのアクセスポートとなる。内部に設けられた3.5インチシャドウベイは2基。前述の3.5インチベイまで使用すれば、計3台の3.5インチHDDが搭載可能となるのも特徴のひとつだ。
その他主な仕様は、拡張スロットがPCI Express×16が1、PCIが1、DDR400対応のDDR DIMMが2という構成で、Serial ATA RAID(ICH6R)対応ポートが4、VGA、サウンド、IEEE1394、ギガビットイーサネットなどをオンボードする。発売は7月下旬を予定しており、予価はクレバリー1号店で4万8300円、T-ZONE.PC DIY SHOPで4万9980円となっている。
【関連記事】
