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VALUESTAR G タイプS

VALUESTAR G タイプS

2004年06月10日 00時00分更新

文● 松本 俊哉

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VALUESTAR G タイプS

日本電気(NEC)

20万2440円(評価機構成)
16万3590円(最小構成)~

キーボードが本体にすっぽり収まる
省スペース性の高い液晶一体型

VALUESTAR G タイプS
液晶モニタ一体型のVALUESTAR G タイプSを操るのは、キーボード、マウス、リモコンと無線づくしのユーザーインターフェイス。
NEC Direct 24
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 メーカー製PCにTV録画やDVD作成機能が盛り込まれているのは、もはや珍しいことではなく、PCをHDDレコーダ代わりに使っているという話もよく聞く。録画したファイルをさらにコンパクトに圧縮したり、凝りに凝ったDVDメニューを作るのは家電製品には真似できないないPCならではの利用法だが、こうしたAV仕様のPCを部屋に置いておくのは少なからず抵抗があるという声も根強い。例えば録りたい番組が夜中にあったとすると、寝ている横で突然モニタがまぶしく輝き、録画中の番組の音声が流れ出し、本体の排気ファンが勢いよく回りだす。いくら録画待機中にスタンバイさせていたとしても、これでは安眠には程遠いだろう。

 そしてもうひとつ重大な問題は、PCはとにかく占有スペースが大きいということ。本体とモニタ、キーボードだけでもかなりのスペースが必要なのに、さらにスピーカの設置やマウスを動かすための余裕を考えなければならない。私室にPCを同居させるなら、これらの問題を少しでもクリアしておきたいと思うはず。日本電気(株)(NEC)の2004年夏モデルとして登場した「VALUESTAR S」(NEC Directでは「VALUESTAR G タイプS」)は、液晶一体型のボディにAV仕様マシンに求められる要素をすべて詰め込んだ意欲作だ。

 VALUESTAR G タイプSは、17インチワイド液晶モニタ(1280×768ドット表示)、15インチ液晶モニタ(1024×768ドット表示)にそれぞれPentium M-1.50GHzとCeleron M-1.20GHzを搭載する、液晶モニタのサイズとCPUの組み合わせによる合計4タイプのベースモデルが用意されている。17インチワイド液晶モニタモデルはNEC製品ではすっかりおなじみになった“SoundVu(サウンドビュー)”採用機で、15インチ液晶モニタは液晶パネルの左右にステレオスピーカを内蔵している。

 SoundVuは、クリアパネルにエキサイタ(スピーカユニットからコーンを取り除いた基部)を直接貼り付け、パネル全体を振動板に見立てて音を鳴らす方式で、指向性を抑えてリスニングポジションを選ばない自然な音場を作り出せる。この振動するクリアパネルを、液晶の前面にクッション材を使って据え付けることで、まるで画面の中から音が飛び出してくるような雰囲気を味わえるのだ。映画などでは、出演者の口の動きと再生される音のタイミングがピタリ一致することを“リップシンク”と呼ぶが、SoundVuならこのタイミングも見事に合う。



本体下部にキーボードを完全格納
本体下部の脚部の間には若干の隙間がある。この隙間にキーボードを完全格納することが可能で、内部のスイッチによって収納時のWindowsの挙動を変更できる。

 液晶モニタ一体型の本機はそれだけでも省スペース設計だが、もうひとつユニークな試みがされている。本体の下部には光学ドライブとフロントアクセス用の各種インターフェイスが用意されていて、さらにその下には手を入れようとしても(一般的な男性なら)指の付け根以上は入らないような、ほんの少しの“隙間”がある。この隙間は付属の無線キーボードを収納するためのスペースで、もともと408×170mmとコンパクトな付属キーボードが、完全にすっぽりと隠れてしまう。

 とはいえ、キーボードがモニタの下に収まるだけのPCならこれまでにも存在した。VALUESTAR Sがユニークなのは、この隙間の奥にプッシュスイッチを設けて、キーボードを収納すると自動的に休止状態に移行する“仕掛け”を備えていることだ。格納状態でキーボードを押し込むとスイッチが解除されて数センチほどキーボードが飛び出し、同時にWindowsは休止状態から復帰する。このため、PCを使うときはキーボードを引っ張り出し、使い終えたらキーボードをしまうという習慣が自然に出来上がる。未使用時の場所をとらず、キーボードにホコリがたまることもなく、片づけが苦手な人にも安心だ。

キーボードシンクロナイザー
キーボード格納時の動作を決める「キーボードシンクロナイザー」。特定のソフトを起動したり、休止状態へ移行させることが可能。

 専用ユーティリティソフト“キーボードシンクロナイザー”を使えばこの挙動はカスタマイズ可能で、格納時は“休止状態にする”“電源を切る”“何もしない”などのほか、EXEファイルを指定して特定のアプリケーションを起動させることもできる。ちなみに、休止状態(ACPI S4)ではなくスタンバイ(ACPI S3)に移行させることはできない。

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