このページの本文へ

シャープ、TVチューナー内蔵液晶ディスプレー“Crisia”2製品を発表

2003年07月18日 21時45分更新

文● 編集部 佐久間康仁

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

シャープ(株)は18日、都内で記者会見を開催し、パソコン用液晶ディスプレーの新ブランド“Crisia(クリシア)”の立ち上げと、その第1弾製品となるTVチューナー内蔵の17インチワイド液晶ディスプレー『LL-M17W1』、同じくTVチューナー内蔵15インチ液晶ディスプレー『LL-M15X1』を発表した。価格はどちらもオープンプライスで、発売時期はLL-M17W1が8月11日、LL-M15X1が9月29日。編集部による予想実売価格は、それぞれ9万円前後と5万5000円前後。

高橋正光氏
情報通信事業本部 液晶ディスプレイ事業部副事業部長の高橋正光氏

会見場には情報通信事業本部 液晶ディスプレイ事業部副事業部長の高橋正光氏、同 開発プロジェクトチームの山本正和氏、同 商品企画部副参事の上谷信次氏が列席し、新製品の概要やシャープとしての液晶ディスプレーへの取り組みについて説明した。

高橋氏は、全世界の液晶ディスプレーの市場(予測)を2003年度が4600万台、2004年度が6200万台強というデータを紹介し、年々市場が拡大しており、特に17~19インチクラスの大型ディスプレーが高い伸びを示すことを語った。続いて、地域別の普及率について、日本はすでに75%近くあり、欧米とともに今後の伸びは緩やかになっていくと推測。その理由としてCRTディスプレーからの置き換えがほぼ一巡し、飽和状態に近づいてきたためと説明した。それに対してシャープの戦略は、専門分野や店頭設置用端末などの組み込み機器向けの“ソリューション・ディスプレイ”、従来のパソコン用ディスプレーに付加機能を持たせ、パソコンの周辺機器ではなく自立した商品として拡販を狙う“インテリジェント・ディスプレイ”の2つに注力していく、と説明した。

LL-M17W1
『LL-M17W1』

今回発表されたLL-M17W1とLLM15X1は、インテリジェント・ディスプレーの一環として開発されたもの。特にLL-M17W1は、高輝度パネルの採用とノイズ処理機能付きTVチューナーの搭載により、TVとパソコンモニターを2台並べて設置している家庭などに向けて積極的にアピールしていくという。

LL-M17W1は、1280×768ドット/1619万色表示のワイドXGA表示(縦横比5:4)に対応したTVチューナー付きTFT液晶ディスプレー。前面に光沢のある保護パネルを搭載し、液晶パネルは輝度が400cd/m2、コントラスト比が600:1、視野角が上下左右とも170度の高視野角高輝度タイプを採用。パソコンとTV表示で輝度を自動的に切り替え可能(デフォルトではTV表示時に輝度最大、パソコン表示では輝度を低めに設定)。

TVチューナーは、VHF/UHF、CATV(C13~38)に対応。インターレースのTV映像をノンインターレース(プログレッシブ)信号に変換する際に、エッジ部分にくし型ノイズが目立たないように調整する“IP変換機能”、アナログ信号の波形のゆがみを補正して画質を向上させる“CTI(カラー・トランジェント・インプルーブメント)画質補正機能”、ノイズによる画質への影響を軽減する“DNR(デジタル・ノイズ・リダクション)機能”など、TV映像の画質向上のための機能を搭載。また、パソコン画面を表示中にTV/ビデオ入力の映像を子画面表示する“ピクチャー・イン・ピクチャー”に対応。子画面の表示位置や表示サイズ、全画面表示への切り替え、および視聴中の画面の静止などを付属リモコンで操作できる。

映像入力端子は、パソコンとの接続用にアナログRGB(D-Sub15ピン)と、D1端子およびS-VIDEO/コンポジット(排他使用)を搭載。色再現性能の国際基準“sRGB”“ICC(International Color Consortium)プロファイル”に対応。前面には2.7W×2のステレオスピーカー、背面には100mmピッチのフリーアームマウント(VESA規格準拠)を装備する。

本体サイズと重量は、幅432×奥行き184×高さ373mm/約5.9kg(本体)もしくは約5kg(ディスプレー部のみ)。電源はACアダプター経由で供給し、消費電力は55W(待機時1.5W)。

LL-M15X1
『LL-M15X1』

LL-M15X1は、1024×768ドット/1619万色表示に対応。LL-M17W1と同じく、光沢のある保護パネルを採用し、液晶パネルのスペックは輝度が300cd/m2、コントラスト比が350:1、視野角は上下が135度、左右は160度となる。ピクチャー・イン・ピクチャーや画面静止機能などは省略され、パソコンとTV画面は切り替え表示となる(リモコン付属)。

映像入力端子は、パソコンとの接続用にアナログRGB(D-Sub15ピン)と、S-VIDEO/コンポジット(排他使用)を搭載し、D1端子は持たない。前面に2.7W×2のステレオスピーカー、背面には75mmピッチのフリーアームマウント(VESA規格準拠)を装備。

本体サイズと重量は、幅359×奥行き184×高さ373mm/約4.4kg(本体)もしくは約3.4kg(ディスプレー部のみ)。電源はACアダプター経由で供給し、消費電力は35W(待機時1.5W)。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン