シャープ(株)は6日、プレインストールOSのWindows XP Home Edition SP1aを起動せずに、TVやDVD、音楽CDの再生/表示が可能なノートパソコン“PC-SV1シリーズ”2モデルを発表した。価格はいずれもオープンプライス。発売日と編集部による予想実売価格は、上位機種の『PC-SV1-7DB』が28日発売予定で22万円強、『PC-SV1-5CB』は22日発売予定で19万円強。
『PC-SV1-7DB』 |
PC-SV1-7DBとPC-SV1-5CBは、TVチューナー(VHF/UHFの地上波、C13~C63のCATV対応)を内蔵するA4サイズのマルチメディアノートパソコン。液晶ディスプレーは光沢のある表面パネルを装着した15インチ高輝度クリアタイプTFT液晶パネルで、最大表示解像度はXGA。パソコンとして使用するためのプレインストールOSのほかに、組み込み用の独自OS(詳細未公表)およびTV表示/DVD再生/音楽CD再生アプリケーションをHDD上にインストール済みで、TVの表示やDVD-Video、音楽CDの再生はWindows XPを起動しなくても付属リモコンで操作・視聴が可能。ただし、Windowsの起動中/起動後は組み込みアプリケーションは利用できず、TVの視聴以外の録画・番組予約・タイムシフト再生や一時停止などの操作はWindows側にプレインストールされた『WinDVR』でのみ可能(組み込みアプリではこれら操作は不可)となる。
パソコンとしての主なスペックは、CPUが上位機種はモバイルAthlon XP-M 2000+、下位機種は同 1800+、メモリーはどちらもPC2100対応のDDR SDRAMを標準256MB/最大768MB搭載可能。HDDは上位機種が約60GB、下位機種が約40GBでどちらもUltraATA/100接続。光メディアドライブは上位機種がDVD-R/RW/RAM対応のDVD MULTIドライブ(DVD-R2倍速/DVD-RW等速/DVD-RAM2倍速/CD-R16倍速/CD-RW8倍速/DVD8倍速/CD24倍速)、下位機種がCD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブ(CD-R24倍速/CD-RW24倍速/DVD8倍速/CD24倍速)で、FDDはオプション(外付け)。
通信機能は10/100BASE-TX対応EthernetとV.90対応56kbpsモデム。拡張スロットはPCカードTypeII×1、SDメモリーカード×1、メモリースティック(メモリースティックPROの大容量版に対応)×1。インターフェースは、USB 2.0×4/IEEE1394(4ピン)×1/S-VIDEO入力/コンポジット入力/オーディオ入出力(光デジタルオーディオ出力含む)/アナログRGB出力、など。サウンド機能は、ステレオスピーカーとウーファーを内蔵する。
プレインストールソフトは、Office XP Personal/WinDVD4/Drag'n Drop CD+DVD/MyDVD4/DVD-MovieAlbumSE 3など。
本体サイズと重量は、幅326×奥行き290×高さ48.5(最薄部36.8)mm/約3.5kg。バッテリー駆動時間は約1.8時間(JEITA測定法1.0準拠のメーカー測定値)。