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日本HPが米Avakiのグリッドソフトウェアを提供──データグリッドのSIサービスを開始

2003年05月30日 17時42分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)(以下、日本HP)は、米Avakiの商用データグリッドソフトウェア『Avaki Data Grid』を30日より国内市場向けに提供すると発表した。

『Avaki Data Grid』は、Linux、UNIX、WindowsなどのOSに依存せず、分散した場所に格納されているさまざまな計算資源やデータ資源の共有を可能にするミドルウェア。ユーザーの認証は単一のIDおよびパスワードで行なわれ、接続はVPNをベースとしたものとなる。データへのアクセス権設定も可能だ。企業の複数拠点で異なるデータソースを使用している場合などに、ユーザーは容易にデータを利用可能になるほか、複雑なデータアクセスを備えたサービスを提供するビジネスが可能になるという。

日本HPは、『Avaki Data Grid』により、これまで科学技術分野などの研究目的で利用されてきたグリッドコンピューティングを、ビジネス分野にも適用を進めるとしている。同社は昨年6月に、グリッドコンピューティング環境の検証や構築を行なう施設“グリッド・サポートセンター”を開設しており、そこで蓄積したノウハウをベースとしたシステムインテグレーションおよび導入サポートサービスを提供する。

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