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【特別企画・最新パーツ性能チャート(Vol.7)】GraniteBay搭載マザーの性能は?Gigabyte製「GA-8INXP」をチェック

2002年11月29日 20時59分更新

文● 企画開発プロジェクト 野口

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性能はPC1066システムとイーブン

GA-8INXPマザーボード。メモリはこのように装着すると128bitアクセスになる。同様にあと2枚足せる。CPUの上にサブボードが搭載されている

 Gigabyteが満を持して投入する「GA-8INXP」には、「6つのDUAL」を装備しているという。このうち

●Dual Logical Processors
は、要するにハイパースレッディング対応ということ。
●Dual Channel DDR
はGranite Bay最大の特徴。

 ここまではまぁ、Granite BayのPentium 4マザーなら当たり前だし、

●Dual BIOS
はご存じギガバイト名物だが、今さら驚くことでもない。

 注目は残る3つだ。
●Dual Power System
とは、通常の電源回路に対し、さらに追加の電源回路を提供するというもの。写真にあるドーターカードがこの「2つ目」の電源回路だ。これによりCPUに対して150Aもの電源を安定的に供給でき、将来より電力消費の大きいCPUが出てきても安心して使えるという。
●Dual Cooling
これは、チップセット上のファンに加え、ドータボード上の電源回路にもファンをつけたこと。確かに、電源回路のレギュレータは高熱を発する。CPUファンも含め、エアフローを設計した結果だという。
●Dual RAID
これは、ICH4が提供する2つのATA100ポートに加え、ATA 133IDEポート2つ、およびSerial ATAポートを2つ備えることだという。

 機能的にはIDEポートがSerial ATAを含めて6つになった点は喜ばしいが、このほか、ネットワークインターフェイスがギガビット対応になっている点も注目される。なお、ICH4が搭載されているため、USBは当然2.0を6ポート装備となる。
 さて、今回借用したGA-8INXPのBIOSでは、メモリのクロック変更はおろか、タイミングの設定メニューもなく、全自動になっている。あわよくば333MHz動作を、と期待していたが、そうはいかなかった。唯一の設定らしき設定は、「Turbo Mode」があることくらいだ。一方で、CPUクロックについては手動で1MHz単位で変更が可能となっていた。

 メモリスロットは2つずつに分かれて計4つある。一見それぞれがチャネルを構成していると思いたくなるがそうではなく、写真のように片方にまとめて2枚差した状態が、128bit=2チャンネル同時利用アクセスになる。



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