エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)、ソニーコミュニケーションネットワーク(株)、ニフティ(株)の3社は14日、それぞれが運営するインターネット総合サービスである“OCN”、“So-net”、“@nifty”の会員向けにVoIPサービスを提供するため、試験サービスを提供するとともに、各サービスの会員相互間のVoIP相互通話実証実験を行なうことで合意したと発表した。
3社は12月以降、それぞれの会員向けに順次VoIP試験サービスを開始する。試験サービス期間中は、国内におけるIP発IP着、IP発PSTN(Public Switched Telephone Network:加入電話網)着のVoIP通話を無料で提供する。続いて、2003年1月から、3社共同でそれぞれの会員相互間のVoIP相互通話実証実験を実施する。実験では相互通話を無料で提供し、サービス、技術、コスト面などの検証を行なう。その後、検証が済み次第、ほかの主要ISPとも接続を図る考え。なお、VoIP(Voice over IP)の基盤ネットワークにはNTT Comのものを利用するとしている。