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EOS D60

EOS D60

2002年05月17日 08時34分更新

文● 周防 克弥

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EOS D60

キヤノン

33万円(本体のみ)/35万8000円(本体セット)

2000年に発売され、アマチュアユーザーからプロまで幅広い層に使われているキヤノンの一眼レフデジタルカメラ「EOS-D30」の後継機「D60」が登場した。コンシューマ向けデジタルカメラが続々と400~500万と画素数を増加させ、ハイアマチュアやプロ向け製品も画素数では負けていたが、D60では同社のプロ向け製品「EOS-1D」の415万画素を超える630万画素という撮像素子を載せている。

D30を継承する使いやすいボディ

D30とD60の比較。ロゴを除けばほとんど違いはないが、ダイヤルの色や側面の端子カバーなどに若干の変更がある。
 D60の本体デザインは基本的にD30を継承しており、変更点は少ない。エンジニアリングプラスティック(高強度の樹脂)を採用したボディは見た目の重厚感にこそ欠けるもののその分軽く、1250gのEOS-1Dに比べると大幅に軽い780g)本体のみ)に仕上がっている。銀塩カメラを含むEOSシリーズ伝統のコマンドダイアルも健在で、上部シャッターボタンの脇と背面の2カ所に装備されている。



上面の液晶パネルにはバックライトが付いた。「EF24-85mm F3.5-4.5 USM」を(5万8000円)を装着した状態。24~85mmレンズは使用時は1.6倍で38.4~136mm相当となる。
 コマンドダイヤルでの操作は銀塩カメラとほぼ共通の撮影機能が中心なのに対し、再生やセットアップ、後述する画像調整といったデジタルカメラ的な設定を行うのが背面のサブコマンドダイアルだ。液晶モニタ横のボタンと組み合わせて項目選択などを行う。回転させて項目を選び、真中のボタンで決定を行う操作性は直感的な操作が行える。上位機種のEOS-1Dのように両手での同時操作を要するインターフェイスと違って一方の手で操作中にもう一方の手でカメラをしっかり保持でき、なおかつSETボタン(OKボタン)があるので誤操作をしにくい。

 ペンタプリズム部にはガイドナンバー12のフラッシュを内蔵し、TTL自動調光が行える。もちろんホットシューも備えており、同社のEOSシリーズ用のフラッシュ「EXシリーズ」の使用が可能だ。ただし、比較的新しいモデルでないと利用できない(発光すらしない)ので注意が必要だ。



背面のスイッチレイアウトもD30とほとんど同じ。液晶モニタはメニュー項目を表示させているが、一眼レフカメラなので基本的には撮影時は光学ファインダのみを使う。
 なお、レンズ交換が可能というのが一眼レフデジタルカメラの特徴だが、使用する撮像素子(15.1×22.7mm)が35mmフィルム(26×38mm)に比べて面積比で約35%と小さく、EOSシリーズの全レンズが使えるものの得られる画角は焦点距離×1.6倍相当となる(D30/D60共通。EOS-1Dは1.3倍)。つまり、50mmの標準レンズを付けても80mm相当のレンズとなり、広角側が銀塩カメラに比べて弱くなってしまうわけだ。

 D30との外観的な違いはさほどなく、前面左上のエンブレム、モード切替ダイアルの色が黒からシルバーへの変更になった点、それに横を見るとUSBのインターフェイスとシンクロ接点、リモートレリーズ用端子のカバーが1つにまとまった点だ。シンクロ接点などの細かな端子カバーは紛失しやすいことを考えれば大きなカバー1つになったのはありがたい。



バッテリはD30やPowerShot G1/G2と同じものを利用し、本体セットには2個同時充電が可能な充電器が同梱される。
 バッテリやスロット、オプション類もD30からの変更点は少なく、バッテリパックがD30と共用なのでD30ユーザーが買い換えても使い回しができるほか、「PowerShot G1」「PowerShot G2」とも共用なのステップアップするユーザーにもいいだろう。3月下旬発売の「本体セット」(35万8000円)には充電池や充電器、USBケーブルその他が付属するが、すでにD30を使っている人向けに5月以降に「本内のみ」(33万円)が発売される。



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