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リコー、DVD+RWおよびDVD+Rに対応したスーパーコンボドライブ第2弾『MP5125A』発表

2002年03月11日 13時26分更新

文● 編集部 佐々木千之

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(株)リコーは11日、DVD+RWドライブの新製品として新たにDVD+Rの書き込みに対応した『MP5125A』を発表した。4月12日に発売予定。またDVD+Rディスクも同時に発売の予定。価格はいずれもオープンだが、編集部による予想店頭価格はそれぞれ5万円弱、1000円弱。

スーパーコンボドライブ『MP5125A』

MP5125Aは、2001年8月に発表したDVD+RW、CD-RW/Rの書き換え/書き込みに対応した5インチベイ内蔵用“スーパーコンボドライブ”(※1)『MP5120A』の後継機種で、新たに追記型のDVD+Rメディアに対応した製品。1月にオランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス社がDVD+R対応ビデオディスクレコーダー『DVDR985』を発表しているが、日本市場ではMP5125Aが初のDVD+R対応製品となる。

『MP5125A』
『MP5125A』

DVD+R書き込み以外のスペックはMP5120Aと共通で、DVD+RWへの書き込み2.4倍速(DVD+Rも同じ)、CD-R書き込み12倍速、CD-RW書き換え10倍速、CD-ROM/RW/R読み出し32倍速となっている。DVD+RW/+R書き込み時のバッファーアンダーランエラーを防止する“ロスレスリンキング”や、CD-RW/R書き込み時のバッファーアンダーランエラーを防止する“JustLink”、DVD記録/再生時にディスクのそりや傾きに応じてレーザー照射角度を常に垂直になるよう補正する“ラジアルチルト補正機構”もMP5120A同様に備える。インターフェースはATAPIで、データバッファーは2MB。平均アクセス時間はDVDが140ミリ秒、CDが120ミリ秒となっている。

DVD+Rは、1月に“DVD+RWアライアンス”(※2)が規格化したもので、DVD+RWと比較して、書き換えはできないがDVD-ROMやDVD-Videoディスクとのより高い互換性を持ち、DVDプレーヤーでの再生互換性が高まったとしている。DVD+Rは機能としてはCD-RWに対するCD-Rのような位置づけだが、CD-RのようにMultiSessionディスクとして、データを何度も書き加えていくことはできない。これは、DVD+Rは規格上MultiSessionもサポートしているものの、OSやDVDプレーヤーが未対応で事実上使えないためで、MP5125Aにバンドルされる書き込み用ソフトもMultiSessionはサポートしていない(SingleSessionで、Sessionを閉じなければ追記可能)。

※1 DVD-ROMの読み出しと、CD-RW/Rの書き換え/書き込みが可能なドライブを“コンボドライブ”と呼ぶ。さらにDVD+RWやDVD-RWなど書き換え型DVDにも対応したドライブを“スーパーコンボドライブ”と呼ぶ。なお、リコーでは“スーパーコンビネーションドライブ”と名付けている。

※2 DVD+RWアライアンス:リコーをはじめ、ソニー(株)、オランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス社、ヤマハ(株)などDVD+RW規格の普及を推進する業界団体。

MP5125Aにはバンドルソフトとして、CD-R/RWやDVD+RWディスク用のパケットライティングソフト『B's CLiP 3.2』((株)ビー・エイチ・エー)、CD-RW/R、DVD+RW/+R書き込みソフト『B's Recorder GOLD 3.2』((株)ビー・エイチ・エー)、DVD-Videoオーサリングソフト『neoDVD standard v2.6』(米MedioStream社)、ファイルをドラッグ&ドロップするだけでCD-ROMやDVD-ROM、DVD-Videoディスクが作成できる『Drag'n DropCD Ver.2』(イージーシステムズジャパン(株))、ビデオ編集ソフト『WinProducer 2』(米インタービデオ社)、DVD-Videoプレーヤーソフト『WinDVD 3.2』(米インタービデオ社)、MP3やWindows Media Audio(WMA)などの音楽ファイルプレーヤーソフト『earjam Internet Music Player』(イージーシステムズジャパン(株))が付属する。このほか、DVD-Videoディスク作成に利用できるロイヤルティーフリーのムービークリップ集も付属する。

MP5120Aには、ビデオ編集ソフトとして『MotionDV STUDIO』を添付していたが、Windows 2000に未対応(Windows XPには対応)であったことなどから、Win Producerに変更となった。Win Producerでは、AVIファイル(DV形式)だけでなく、MPEG-2ファイルの編集も可能となっている。DVD-Videoオーサリングソフトは『MyDVD』からneoDVDに変更した。MyDVDではDVD-Video作成の際、編集後の最終的なビデオファイルをあらかじめすべてHDDに書き出してからDVD+RWに書き込んでいたが、neoDVDでは同様のやり方のほか、DVD+RW/+Rのロスレスリンキング機能を生かし、DVD+RW/+Rにダイレクトに書き込める。これによって必要なHDDの空き容量として、約400MBあればDVD-Videoディスク作成が可能としている。ただし、あらかじめ書き出す方式に比べ、トータルの作成時間は長くかかるとしている。

またneoDVDは、夏頃をめどに、DVD+RWの独自規格“DVD+RWビデオフォーマット”対応として無償アップグレードの予定。このDVD+RWビデオフォーマットでは、いったん作成したDVD-Videoディスクに対して、ビデオクリップの追加や編集を行なっても、DVDプレーヤーでの再生が可能としている。リコーによるとMP5120Aのユーザーに対しては、詳細は未定だが別途アップグレードサービスを実施する予定という。

DVD+Rディスクは“for DATA”と“for Video”の2種類

リコーはMP5125Aと同時にDVD+Rディスク(記録容量4.7GB)も発表した。DVD+RディスクにはDVD+RWディスクと同様に、データ記録用の“for DATA”と、テレビ番組など著作権が設定された映像の記録用に私的録画保証金が含まれる“for Video”の2種類を用意する。DVD+Rディスクは2月に三菱化学メディア(株)が3月中旬のリリースを発表しており、リコーで2社目となる。価格はオープンだが、編集部による店頭予想価格は1000円弱となっている。

『DVD+R for DATA』ディスクのパッケージ
『DVD+R for DATA』ディスクのパッケージ

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