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グレープシティ株式会社社長ダニエル・ファンガー氏に聞く、2002年の.NET戦略

2002年01月08日 09時40分更新

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コンポーネントビルダーの老舗として業界をリードする「文化オリエント株式会社」が、2002年1月1日より「グレープシティ株式会社」と社名を変更し、.NETへ向けての新たなスタートを切った。そこで、代表取締役社長 ダニエル・ファンガー氏にロングインタビューを行なった。新生グレープシティは、どこへ行こうとしているのか?

ダニエル ファンガー氏

グレープシティ株式会社 代表取締役社長 ダニエル ファンガー氏 プロフィール

岩手県岩手町生まれの日本育ち。玉川大学教育学部在学中に教員免許を取得。宮城明泉学園で6年間英語教諭を勤めたのち、グレープシティ株式会社(旧文化オリエント)に転籍現在に至る。

グレープシティ
グレープシティWebサイト
社名変更に伴ない、Webサイトも新しくなった。これはトップページで、各国のサイトへのリンクも集められている。詳しくは下記のURLを参照

「多文化企業」として成長

[MSDN Magazine編集部(以下MSDN Mag)] すでに発表されているように、2002年1月1日から、社名が「文化オリエント株式会社」から、「グレープシティ株式会社」へ変更されるということですが、その経緯や理由をお聞かせください。ソフトウェア業界では「文化オリエント」という名前が定着しています。それをあえて変えなければならなかった理由を、非常に知りたいのですが。
[ダニエル・ファンガー社長(以下ファンガー氏)] まず、10年以上前から中国では現地法人「西安オリエントソフトウェア有限公司」を設立して、主に開発作業を担当させていました。また、5年前にはインドにも「文化オリエント・インディア」(BOI)を設立しました。その他、米国のシアトルにも支店「文化オリエント・アメリカ」を置き、モンゴルにも進出しました(「文化オリエント・モンゴル」)。

そこで、中国やインドのそれぞれの社名やロゴが全部違っていたんです。いろいろな人と話をする機会が増えると、その都度、各国の会社の関係を説明しなければならなかった。また、米国支店がグループ全体をアピールしたり、マーケティングしようとしたときに、社名がバラバラだとまとまった感じがしないといった弊害もありました。そこでマーケティングの意味で、グループ全体が1つだということをアピールするために、社名を統一しようということになったわけです。

最初は「文化オリエント株式会社」(BOC)を使おうと思ったのですが、いろいろな国で受け入れられる言葉というものがあって、「文化」という言葉は、あまりいい言葉に聞こえないという問題がありました。それに、最初に米国に進出したときも、「文化」というのは日本の言葉ですから、簡単に覚えてもらえませんでした。それともう1つ、「BOC」で社名を登録しようとすると、すでに「ブリティッシュオイルカンパニー」や「バンクオブチャイナ」といった社名があるので商標では使えなくなっていました。そこで、思い切って社名を変更しようかということになったわけです。

「グレープシティ株式会社」に社名を決定する際に最も考えたのは、まず覚えやすくユニークで聞こえがいいということでした。米国ではここ数年、特にIT産業では、いろいろな言葉を作り出して社名にしている会社が多い。しかし、我々から見れば似通っているうえに、意味がはっきり分からないものも多かった。そこで試しに「アップルコンピュータ」(Apple Computer)を見ると、まったくコンピュータとは関係のないネーミングだけれど、ものすごくユニークで覚えやすい。ここから考え始めて、いろいろな候補を作っていきました。ヒントになったのは「果物の名前」です。若い人にはなじみがあるし、子供にでも分かりますからね。
SO!Techの社屋
中国上海にある「上海オリエントテクノロジー」(SO!Tech)の社屋

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