日本電気(株)は12日、企業向けパソコン“Mate”シリーズおよびノート型パソコン“VersaPro”シリーズの新ラインアップを発表した。
Mate“新省スペース型”『MA12T/E』 |
今回のMateおよびVersaProは、Windows XP搭載モデルを新たに設定。Mateからはデスクトップ型が姿を消し、省スペース型を中心とするラインアップとなった。BTOセレクションメニューでハードウェア構成の変更が可能だが、VersaProではオールインワンノートおよびモバイルノート(ベイ内蔵型)で、Bluetoothを選択できるようになった。
“新省スペース型”に統合
Mateの省スペース型は、前モデルではIntel 810チップセットの“省スペース型”とIntel 815Eチップセットを搭載する“新省スペース型”の2ラインアップで構成していたが、今回からは“新省スペース型”に一本化した。
最上位モデルの『MA12T/E』は、Pentium III-1.2GHz、Intel 815Eチップセットを搭載する。外部インターフェースはUSB×4などで、Low Profile型AGPスロット×1とハーフサイズPCIスロット×3(1スロットはLow Profile型)を実装する。本体サイズは幅86×奥行き326×高さ340mmで重さは約7.2kg。
それ以外の仕様はBTOセレクションメニューで選択できる。グラフィックスチップはチップセット内蔵もしくは米NVIDIA社のGeForce2 MX(AGPスロットにカードを装着)、メモリーは64MBから512MBまで(PC133、SDRAM)、HDDは20GBから60GB(Ultra ATA/100)でさらに40GBあるいは60GBのHDDを増設可能。光ディスクドライブは最大24倍速のCD-ROMドライブか書き込み最大8倍速のCD-R/RWドライブ、DVD読み込み最大8倍速のDVD&CD-R/RWコンボドライブの中から選択する。また、LANポート(10BASE-T/100BASE-TX)や56kbpsモデム(V.90/K56flex対応)も装備可能。
OSはWindows XP Professional/XP Home Edition/2000 Professional/NT 4.0/Me/98 SEから選択する。Office XP Professional/Personalなどのアプリケーションも選択可能。価格はMA12T/Eが16万5000円から、出荷は10月中旬から(XPモデルは11月上旬から)となっている。そのほかのモデルはPentium III-1B GHz搭載の『MA10T/E』、Celeron-900MHzを搭載する『MA90H/E』、SOHO向けモデルの『MA90H/L』。
また、“ボックスレス型”はPentium III-1B GHz搭載の『NA10T/F』およびCeleron-900MHを搭載する『MA90H/F』の2モデル、“スーパースリムタワー型”ではPentium III-1B GHzの『MA10T/T』とCeleron-900MHzの『MA90H/T』の2モデル、ミニタワー型でPrntium 4-2.0GHz搭載の『MA20S/M』およびPrntium 4-1.5GHzを搭載する『MA15S/M』、“マイクロタワー型”のCeleron-900MHz搭載の『MA90H/R』も、合わせて発表した。
Bluetoothも搭載可能なノート
VersaProのA4“オールインワンノート”は、最上位モデルが1400×1050ドットの高解像度の液晶ディスプレーを搭載する(他のモデルは1024×768ドット)。また、BTOセレクションメニューで、Bluetooth 1.1準拠のモジュールを選択できるようになった。
VersaPro“オールインワンノート”『VA12J/DG』 |
最上位モデルの『VA12J/DG』は、モバイルPentium III-M-1.2GHz、15インチTFTカラー液晶ディスプレー(1400×1050ドット、ディザリングにより1677万色)、PCカードスロット(Type II×2/Type III×1)、IEEE1394ポート×1、USBポート×2、IrDAポートなどを搭載する。本体サイズは幅327×奥行き269.5×高さ41.5mmで、重さは約3.5kg。消費電力は約26Wで、標準搭載のニッケル水素バッテリーの駆動時間は約1.7時間。
BTOセレクションメニューで選択できる仕様は、メモリーが64MBから1GBまで(PC133、SDRAM)、HDDが10GBから30GB(Ultra ATA/66)でさらに15GBから30GBが増設可能。光ディスクドライブは最大24倍速のCD-ROMドライブか書き込み最大8倍速のCD-R/RWドライブ、DVD読み込み最大8倍速のDVD&CD-R/RWコンボドライブから選択。そのほかにBluetoothモジュール、無線LAN(IEEE802.11b)モジュールあるいはLANポート(10BASE-T/100BASE-TX)、56kbpsモデム(V.90対応)などを選択可能。
OSはWindows XP Professional/2000 Professional/NT 4.0/Me/98SEから選ぶことができる。Office XP Professional/Personalなどのアプリケーションも選択可能。価格はVA12J/DGが41万1000円から、出荷は10月中旬から(XPモデルは11月上旬から)。そのほかのモデルは、モバイルPentium III-M-1.13GHz搭載の『VA11J/DF』、モバイルPentium III-M-1.0GHz搭載の『VA10J/DF』、モバイルPentium III-M-866MHzを搭載する『VA86J/DF』および『VA86J/DX』、モバイルCeleron-600A MHz搭載の『VA80H/DF』と『VA80H/DX』となっている。
また、“コンパクトオールインワンノートVersaPro R”ではモバイルPentium III-850MHzを搭載する『VA85J/RX』とモバイルCeleron-800MHz搭載の『VA80H/RX』および『VA80H/RS』、ベイ内蔵型の“モバイルノート”でモバイルPentium III-800MHz搭載の『VA80J/VH』も発表した。なお、その他の機種は現行機種を継続販売する。