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DiMAGE E203

DiMAGE E203

2001年10月09日 23時08分更新

文● 行正

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発色は良好だがシャープ感に欠ける画像

工事中のビル
撮影サンプル1。元画像は1200×1600ドットだが、掲載用に480×640ドットにリサイズしている。F4.6、1/417秒(Exifデータ値)。

 モードダイヤルを撮影モードにすればレンズが素早く伸張して3秒強で撮影可能になるなど、全体的にクイックに操作できる点は好感が持てる。
 画像に関しては、鮮やかではあるものの全体的に明度が高く、浅い色に写る傾向にある。KD-200Zでも若干気になったのだが、ノイズは少なめだが全体的にシャープ感がなく、望遠域で若干フォーカスが甘いようだ。



工事中のビル
撮影サンプル1の中央部を640×480ドットにトリミングしたもの。青空のノイズ感や細部の描写の甘さが気になる。
よだれネコ
撮影サンプル2。元画像は1600×1200ドットだが、掲載用に640×480ドットにリサイズしている。F4.1、1/60秒(Exifデータ値)。

 コンパクトデジタルカメラにおいても、上中級者用サブカメラと、簡単操作の入門機というジャンルに分かれつつある。オリンパスの「CAMEDIA C-40ZOOM」やキヤノンの「PowerShot S30/40」などは豊富な機能を凝縮した前者であり、DiMAGE E203やオリンパス「CAMEDIA C-2」、サンヨー「DSC-MZ1」などは後者となる。



よだれネコ
撮影サンプル2の中央部を640×480ドットにトリミングしたもの。近接時はそれほどピントの甘さは気にならない。
バードウオッチング
撮影サンプル3。元画像は1200×1600ドットだが、掲載用に480×640ドットにリサイズしている。F2.8、1/256秒(Exifデータ値)。

 E203のコンパクトなボディは、単3×2本で動作するズーム付きデジタルカメラとしては最小クラス(ズームのないCAMEDIA C-2に比べても5%大きいだけ)であり、気軽に使えるのが大きな魅力だろう。



バードウオッチング
撮影サンプル3の中央部を640×480ドットにトリミングしたもの。全体的に色は浅めだが、色あいは不自然な印象はない。
DiMAGE E203の主なスペック
撮像素子 1/2.7インチ有効200万(総210万)画素CCD
レンズ 光学3倍ズーム、f=5.4~16.2mm(35mmフィルムカメラ換算:35~105mm相当)、F2.8~4.6
記録画素数 1600×1200/1280×960/640×480ドット
記録媒体 SD/MMC(8MB付属)
動画記録 320×240/160×120ドット、最長15秒、MotionJPEG
液晶モニタ 1.5インチ低温ポリシリコンTFT、11.8万画素
電源 単3(アルカリ乾電池/ニッケル水素充電池)×2もしくはCR-V3×1
本体サイズ 101.5(W)×40(D)×61.5(H)mm
重量 約175g(本体のみ)

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