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MI-E21

MI-E21

2001年09月19日 18時38分更新

文● 佐久間

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細部の改良は満足 ただし個人的にはキーボードに△

MI-E21&MI-E1
MI-E21(左)とMI-E1(右)を持ち比べたところ。私の場合は、MI-E1でも十分持ちやすかったが、MI-E21は確かに余裕で手のひらに収まるサイズだ。

 ビデオ機能以外を見ると、ビジネス仕様の2代目MI-L1から継承する部分もあるが、初代MI-E1からの変更点はかなり多岐に渡る。特筆すべき点としては

  1. 本体の横幅を7.5mm減少させ、手の小さい人にも片手で持ちやすいようスリム化
  2. ボタン数を減らし、個々のボタンを使いやすく変更
  3. 本体メモリを32MB(DRAM 16MB+フラッシュメモリ16MB)に倍増
  4. 縦横表示が可能なWebブラウザなど、一部アプリケーションを変更、および追加
  5. バッテリを変更し、駆動時間を10%程度延長
  6. キーボードの配列を見直し、かな漢字変換に利用する変換キー(スペースバー)を変更

――などが挙げられる。

MI-E21&MI-E1
MI-E1(左)とMI-E21(右)をキーボードを開いて並べてみた。液晶カバーがフリップタイプに変更された点にも注目。画面はフロントライトを点けたところだが、微妙にMI-E21のほうが明るい印象を受ける。
 (1)の本体のスリム化は、MI-E1/L1の横幅81.5mmに対してMI-E21は74mmになったというもの。数字の上ではわずかな違いだが、液晶サイズは変わらないため、液晶内側の黒い縁取りが狭くなり、デザイン的にもソリッドでスマートなイメージを受ける(言い換えれば、MI-E1は丸みを活かした女性的なデザインだった)。
 なお、液晶サイズは変更ないと書いたが、反射型カラーTFT液晶を暗いところでも見やすくするためのフロントライトの部品(導光板)に改良を加えたとのことで、同じ光源下であればフロントライト“なし”“あり”ともに若干だが見やすくなった。

MI-E21&MI-E1
同じくMI-E1(左)とMI-E21(右)でキーボード部分を拡大した。変換(スペースバー)が大きくなり、「全/半」キーなどの位置も微妙に変更されている。キーピッチはやや狭まった。
 だが、ライトを使う場合には(2)の改良が使い勝手の向上により貢献している。MI-E1ではライトをつけるために右から3つめの「操作」ボタンを長押ししなければならず、しかも電源を入れなおすと再度ライトを点ける必要があったが、MI-E21では左端の「ライト」ボタンを短く押すだけでよく、ライトを付けたまま電源を落とすと、次回起動時にもライトが自動的に付く(設定で常時オン/オフにも切り換え可能)。

Webブラウザ
MI-L1で好評な縦横表示のWebブラウザを標準搭載。ASCII Digital Buyerを縦横で見るとこのように表示領域が変わる。
 (4)の縦横表示が可能なWebブラウザはMI-L1でも採用されたアプリだが、このほかに「カード録画」「カード録音」「ダイヤラー」の3つが追加されている。カード録画/録音はビデオレコードカードで録画やMP3キャプチャを行うためのアプリだ。カード録音は音楽CDなどの音源から取り込むためのもので(ビデオレコードカードの音声入力はLINE-IN端子)、入力レベルの調整やメーターでリアルタイム表示する機能はない。そのため、ボイスレコーダとしては利用できそうにない。実際、ステレオマイクを接続して試したが極端に口元で録る必要がある(同社ではボイスレコーダーキット「CE-VK1」5000円をオプションとして発売中)。

 ダイヤラーはCFカードタイプのPHS通信アダプタ「P-in m@ster」にイヤホンマイクをつないで音声通話するためのもの。発信のみで着信はできないが、通話中にメモ帳やスケジューラを立ち上げて会話の記録に使うなど、携帯電話と手帳を1台に併せ持った便利な使い方ができそうだ。

ACアダプタ
MI-E21(左)はACアダプタも小型化された。出張などで携帯する場合にも便利だ。
 (6)のキーボードについては、触った人によって評価の分かれるところだが、横幅を7.5mm減少させたにもかかわらずキーピッチ6.5mm(MI-E1は7mm)を実現するには相当な苦労があっただろう思われ、その点には素直に敬服する。が、実機を触ってみると微妙にキートップの面積が大きくなり、逆に隣のキーとの隙間が狭く(2.5→2mm、編集部実測値)なってしまっている。そのためか、指先で押すと爪の先がわずかに隣のキーに触れる場合があり、MI-L1から採用しているフラットなキートップを誤って押してしまう場合があるのだ。変換キーの大型化は大歓迎だし、MI-L1と同様にMI-E1から一部キーの入れ替えは使い続けることで慣れるが、指先の微妙な感覚はストレスとなって蓄積される(少なくとも私の場合には)。もちろん、指のサイズや指先の使い方によっては気にならない方も多いだろう。こればかりは、写真や評価者の意見だけでなく、実機を手に取って体験してみてほしい。



バッテリ
MI-E21(左)とMI-E1(右)のバッテリを比較。若干だが、容量がアップしバッテリ駆動時間も10%程度伸びた。

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