シャープ
オープンプライス
- Free0120-303909
- http://www.sharp.co.jp/
- http://info.zaurusworld.ne.jp/
- http://ezaurus.com/
ビデオ録画/再生機能に注力した「MI-E21」から半年余り。今度の新キーボード・ザウルス「MI-E25DC」は、有効31万画素CMOSのデジタルカメラを背面に搭載し、撮影した画像をその場でメールできる行動派の携帯情報端末だ。
MPEG4形式の動画撮影も可能
写真1 キーボード部分をMI-E1と比較。ボタンやキーボードなどは、MI-E21からとくに変更はないが、「ライト」長押しの「カメラ」ボタンは、ほかのアプリの使用中でもカメラ撮影モードに切り替えられて便利だ。 |
写真2 本体背面。バッテリ容量は950mAhで、編集部でMP3データの連続再生(画面表示なし)ランダウンテストでは、約10時間30分という結果だった。音楽再生ではCLIE PEG-NR70V(約7時間)を大きく上回る。 |
撮影サンプル1~3。レンズが小さいため周辺部に多少の歪みが見られるものの、屋外/室内ともに色再現性は従来のデジタルカメラカードより高い。画像付きメモとして大いに活躍できる。 |
動画撮影は本体のみでは音声録音ができないものの、ボイスレコーダーキット「CE-VK1」を使えばモノラル音声を合わせた記録が可能。記録サイズは160×120ドット、MPEG4形式で圧縮され、画質優先のファインモードでは約7.5fps(最大20秒)、録画時間優先のノーマルモードでは約3fps(最大1分)の録画が可能となる。動画もメールに添付して送信が可能だが、ファイル形式が異なるためムービー写メール(こちらはNancy形式)では再生できない。
カメラ機能自体は、従来のザウルスでもCFスロットに装着する「デジタルカメラカード」(2万4000円)として用意されているが、MI-E25DCではCFスロットにP-in Comp@ctなどデータ通信カードを装着したままでカメラが利用でき、撮ってすぐに送る、という使い方ができる。
カメラ機能自体は、従来のザウルスでもCFスロットに装着する「デジタルカメラカード」(2万4000円)として用意されているが、MI-E25DCではCFスロットにP-in Comp@ctなどデータ通信カードを装着したままでカメラが利用できるので、撮ってすぐにメールで送る、というよりアクティブな使い方ができる。
図 メールを受信した際、本文を範囲指定すると自動的に「スケジューラ」「To Doリスト」への登録ボタンが出て、1クリックで入力できるようになった。ただし、本文中の日付を自動判別するわけではなく、自分で指定する必要がある。 |
ライバルのCLIEが最新機種(PEG-NR70V)ではカメラとキーボードを搭載するなど、猛烈な追い上げを見せているが、このCLIEを短時間触ったところ、キーボードの出来やWebブラウザの完成度、CF&SDスロットを標準搭載、無線LAN対応(CFタイプの無線LANアダプタドライバ&ユーティリティを標準添付)など、まだまだザウルスのほうが一枚上手という印象はある。ただし、画面表示ではCLIEのほうが320×480ドットと高解像度で、シンクロソフトとクレードルによってPCとの連携も楽に行えるなど、ザウルスにも取り込んでほしい要素は少なくない。カメラを内蔵することで活躍の場は確かに増えるが、次世代ザウルスには本家PDAとしての更なる飛躍を期待したい。
MI-E25DCの主なスペック | |
製品名 | MI-E25DC |
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CPU | 32bit RISC(動作クロックは非公開) |
メモリ | 32MB(DRAM16MB+フラッシュメモリ16MB、ユーザーエリア約15MB、初期出荷状態約7MB空き) |
表示 | 3.5インチフロントライト付き反射型TFT液晶、240×320ドット/6万色 |
インターフェイス | CFカード(TypeII)、SDカード(CFメモリカードとの併用は不可)、オプションポート16(シリアル端子)、IrDA(最大115kbps、通信可能距離約15cm)、ヘッドフォン端子(ステレオ、スピーカは内蔵せず)、ACアダプタ |
電源 | リチウムイオン充電池(カレンダー連続表示11時間、P-in m@sterでの連続データ送受信2時間30分) |
サイズ | 74(W)×138(D)×19.8~22.8(H)mm ※スライド式キーボードを閉じた状態 |
重量 | 約190~208g |