(株)ネットワールド、『VMware Workstation 3.0』発表

2001年08月29日 18時13分更新

文● 編集部

(株)ネットワールドは8月29日、米VMwareが開発している仮想マシンシステム『VMware Workstation 3.0』を10月22日より発売することを発表し、都内で製品発表会を行なった。


『VMware Workstation 3.0 for Windows NT/2000』

VMwareは、WindowsまたはLinux上にハードウェア環境を仮想的に作り出し(VMwareが動作するOSを「ホストOS」と呼ぶ)、他のOS(ゲストOSと呼ぶ)を動作させる「仮想マシン」システム。ホストOSの違いにより『VMware Workstation 3.0 for Linux』と『VMware Workstation for Windows NT/2000』がラインナップされる。『VMware Workstation 3.0』では、以下のような新機能に対応する。

Windows XPをサポート
USBデバイスをサポート
DVD-ROM、CD-R/RWドライブをサポート
フロッピーイメージだけでなく、ISO CD-ROMイメージをサポート
SCSIデバイスに対するゲストOSの直接アクセスをサポート
各仮想ディスクにつき最大256GBの仮想ディスクをサポート
仮想マシンのパフォーマンス改善
NATをビルトインし、ゲストシステムからのネットワーク接続を容易に
仮想Ethernetカードを従来の4枚から10枚に拡張、柔軟なネットワーク構成を可能に
ドッキングステーション対応など、ノートPCサポートを強化


『VMware Workstation 3.0 for Windows NT/2000』の起動画面。

動作環境は以下のとおり。

CPU	Pentium互換CPU-266MHz以上で動作するCPU(400MHz以上推奨)
HDD	基本インストールで20MB、ゲストOSインストール時は500MB～1GB以上
メモリ	128MB以上(256MB推奨)、最大2GB(Linuxホスト)/4GB(Windowsホスト)
ホストOS	Windows XP Professional/Home Edition、Windows 2000 Professional/Server/Advanced Server、Windows NT 4.0 Workstation/Server(Service Pack 3以降) 一般的なLinuxディストリビューション(テスト済みディストリビューション:Red Hat Linux 6.2/7.0/7.1、SuSE Linux 7.0/7.1/7.2、Mandrake Linux 8.0、Caldera OpenLinux 2.x)
ゲストOS	Windows XP Professional/Home Edition、Windows 2000 Professional/Server/Advanced Server、Windows NT 4.0 Workstation/Server、Windows Me/98 SE/98/95/3.1、Windows for Workgroups MS-DOS 6 Red Hat Linux 6.2/7.0/7.1、SuSE Linux 7.0/7.1/7.2、Mandrake Linux 8.0、Caldera OpenLinux 2.x