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「VMware Beta 2.0.1 for Linux」配布開始

2000年05月29日 00時00分更新

文● 沖中弘史

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 米VMwareは、「VMware Beta 2.0.1 for Linux」の配布を開始した。バグフィックスが主な内容となっている。ベータ版とはいえ、2.0以降アップデート版が配布されるのは今回が初めて。

 VMwareは同社の主力製品で、Windows NT/2000、Linux上で動作し、それらのOS(ホストOS)上に仮想マシンを作りあげることができるソフトウェア。ユーザーはその仮想マシン上で別のOS(ゲストOS)を動作させることができ、それにより1台のマシン上で複数のOSを使うことが可能となる。

 前バージョンからの主な変更点は以下のとおり。

  • ホストOSとして「Red Hat Linux 6.2」、「SuSE Linux 6.4」、「OpenLinux 2.4」をサポート
  • Raw Disk(※1)関連のバグフィックス
  • ゲストOSのWindows 95/98が起動しないことがあるバグをフィックス
※1 VMwareのゲストOSのファイルとホストOSのファイルシステムの関係には、以下の3形態が存在する。 Virtual Disk:ホストOS上の1ファイルとしてゲストOSのファイルシステムが作られる(この中にゲストOSのすべてのファイルが入っている)。Raw Disk:Linuxには、1つのファイルが2GBまでという制限が存在するため、「Virtual Disk」では、2GB以上の「Virtual Disk」を作成することができない。「Raw Disk」は、「Virtual Disk」の制限をなくすためにディスクやパーティションを直接利用できるようにしたもの。Plain Disk:ホストOSで使用している複数のディスクをひとつのディスクイメージとして使用できる。

 ダウンロードは同社のWebサイトから可能。ファイルサイズは約6MB。

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