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オープンソースの.NETプロジェクトが登場

2001年07月10日 22時07分更新

文● 編集部

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7月9日にFree Software Foundation(以下、FSF)が発表したプレスリリースによると、Microsoft .NETフレームワークのコンポーネントをフリーソフトウェアとして開発するプロジェクト「Mono」と「DotGNU」が開始された。

Microsoft .NETは、XMLによるWebサービスのためのプラットフォームを提供するもの。データをW3C標準に基づいたXMLでやりとりすることで、プラットフォームに依存せずにデータを交換することができることを目指す。実際、Microsoftは.NETをWindowsだけでなくFree BSDへの実装を進めており、これはMicrosoft独自の「共有ライセンス」に基づいて頒布される。

今回発表された「Mono」と「DotGNU」はどちらもオープンソースプロジェクトとして開発が進められている。「Mono」は米Ximianが、「DotGNU」はDavid Sugar氏が中心となって進めており、C#コンパイラやCLR(Common Language Runtime)コンパイラ、ライブラリ、分散サービスやユーザー認証を可能にするツールなど、Microsoft .NETフレームワーク互換のツールを実装していくという。これらのプロジェクトの成果は、GPLやLGPLで公開されるそうだ。

Microsoftでは、6月18日に『Visual Studio .NET Beta 2』をリリースしているほか、各社の開発ツールも.NETへの対応を意識し始めている。一部には.NETの完全な実装がまだない時点でオープンソース陣営が開発を始めることを危惧する声もあり、また、ライセンス上の問題が起こりうる可能性も否定できない。今後の展開を注意深く見守る必要があるだろう。

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