Q:なぜペンギンがマスコットなの?
A:1996年の初頭、linux-kernelメーリングリストで、Linuxにはどのようなロゴやマスコットが合うかが議論されていました。ほかのOSロゴのパロディがよいとか、サメやワシといった強くて気高いものがよいという意見が数多く出されましたが、Linusさんがペンギンが好きだと発言したことで、ペンギンに決まりました。
そして、ペンギンロゴコンテストが開かれ、Larry EwingさんがGimpで描いたTuxがロゴとして採用されたのです(画面2)。
画面2 ちょっと太めのTux |
この数年前、Linusさんは、オーストラリアの動物園で小さなペンギンにかまれ、“ペンギン中毒”に感染してしまったのです。これに感染すると、ペンギンのことばかりを考え、ペンギンラブラブ状態に陥るのだそうです。Linuxにマスコットが必要だということになったとき、ペンギン中毒のLinusさんの頭のなかにまず浮かんだのがペンギンだったというわけです。Tuxをロゴキャラクターに決めたのは、面白みを持ったキャラクタだからとのことで、これはLinuxにとっても不可欠の要素なのだそうです。
Tuxに関しては、Steve BakerさんのWebページ(http://www.woodsoup.org/~sbaker/tux/doc/)に詳しく説明されています。
Q:スイッチ切りたいんだけど、どうすればいいの?
A:正しい方法で終了しないと、ディスクに未保存のデータが消えたり、二度と起動しなくなったりするかもしれません。電源を切る前に必ずシャットダウンが必要ですので、次のコマンドだけは覚えておきましょう。
# shutdown -h now
なお、オプションのーhをーrにすると、システムを終了させるのではなく、再起動させます。
Q:コマンドの使い方がわかりません
A:Linux(UNIX)で使われるコマンドには、ヘンテコな名前のものが数多くあり、しかもそれぞれのコマンドにはたくさんのオプションがあります。まるでユーザーに使われることを拒絶しているかのようですが、実際にそのすべてを覚えている人はいません。では、みんなどうやって使っているのでしょう? 実は、よく使うコマンドはそんなに多くないのです。
lsやcpのようによく使うコマンドを解説した入門書が数多く出版されているので、自分にあったものを1冊持っていると便利です。Linuxを利用しているうちに、これらのコマンドの使い方はすぐに覚えてしまいます。では、あまり使わないコマンドやオプション、ましてや初めて使うコマンドはどうすればいいのでしょうか? 答えは簡単、調べながら使えばいいのです。Linux(UNIX)には、manというオンラインマニュアルシステムがあります。“man <コマンド名>”と入力すれば、コマンドの使い方とオプションの説明が表示されます。決してわかりやすくはないと思いますが、なにもないのとは全然違います。日本語版のディストリビューションには、たいてい日本語化されたmanが付属していますので、まずは、
$ man man
として、manコマンドそのものを調べてみましょう。
Q:名前のわからないコマンドはどうする?
A:manコマンドにはキーワード検索機能があります。“ma n -K <キーワード>”でキーワードを含むmanページを表示します。単純な検索なので、この結果のみですべてのコマンドが表示されるわけではありませんが、これはこれで結構便利です。