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JPRS、汎用JPドメイン名先願登録が1日で1万件突破と発表

2001年05月09日 16時30分更新

文● 編集部 佐々木千之

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JPドメイン管理会社の(株)日本レジストリサービス(JPRS)(※1)は9日、7日正午に開始した汎用JPドメイン名の先願登録申請受付において、申請数が8日に1万件を突破したと発表した。このうち2、3割が日本語ドメイン名での申請という。

※1 JPRS(Japan Registry Service Co.,Ltd.):(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が2000年12月に設立した、汎用JPドメイン名の登録管理業務を行なう会社。JPNICが行なってきた、*.co.jp、*.ac.jpといった属性型(組織種別型)JPドメイン名や、*.tokyo.jp、*.osaka.jpなどの地域型JPドメイン名の管理業務も、順次JPRSに移管する予定。本社は東京都千代田区、資本金は1億8000万円で、代表取締役社長は東田幸樹氏。

日本レジストリサービスのウェブサイト
日本レジストリサービスのウェブサイト。ドメイン名は当然、汎用JPドメイン名の“jprs.jp”

汎用JPドメイン名とは、“アスキー.jp”、“ascii24.jp”というように、“.co”や“.tokyo”などのサブドメインを持たないドメイン名。1つの団体または個人で複数の汎用JPドメイン名を持つことができ、日本語の利用も可能。日本国内であればドメイン名の譲渡も自由に行なえるというもの。

JPRSはサイバースクワッティング(※2)を避けるため先願登録申請受付に先立って、2月22日~3月21日に、従来タイプのドメイン名を持っている団体や個人から優先的に汎用JPドメイン名申請を受け付ける優先登録申請受付を、続いて4月2日~23日には期間内の申請をすべて同時に申請があったものとして受け付ける同時登録申請受付を行なった。優先登録申請受付では約7万件(日本語ドメイン名は約2万4000件)、同時登録申請受付では約12万件(日本語ドメイン名は約6万5000件)の申請があったという。同時登録申請受付においては、およそ半数の約6万4000件についてドメイン名が競合する結果となった。競合したドメイン名については5月下旬に抽選によって申請者を決定するとしている。

※2 サイバースクワッティング:自分が関連しない商標や人物名などを持つドメイン名を登録し、転売したり、一般人の混乱を招いたりする居座り行為。

7日に開始した先願登録申請受付は、世界的に行なわれている“早い者勝ち”方式で、今後のドメイン名登録に関してはすべて先願登録申請受付で処理される。

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