(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(以下JPNIC)は12日、来年から開始予定の「汎用JPドメイン」(※1)において、ドメインとして登録することのできない「予約語」の案を公開した。予約語は、混乱の防止などの目的によりドメインの登録を行なえない。JPNICでは、この案を元にして来年1月中旬に予約語を確定する予定という。
※1 汎用JPドメイン: 既存の“co.jp”“ne.jp”などのように組織種別を特定しないドメインのことで、組織種別がないためセカンドレベルにドメインが登録される。たとえば、“ascii.jp”となる。またASCII文字列だけでなく漢字や仮名も登録できるようになるアスキー文字列の予約ドメイン名
日本語の漢字、仮名を利用しないアスキー文字列だけで構成されたドメインで、登録することのできない「予約語」は下記の通りだ。
- トップレベルドメイン(TLD)と同じもの
- COM、ORG、NET、EDU、GOV、MIL、INT、ARPA、BIZ、INFO、NAME、PRO、MUSEUM、AERO、COOP
- 都道府県・市町村属性ラベル
- PREF、METRO、CITY、TOWN、VILL
- 都道府県名および政令指定都市のアルファベット表記
- TOKYO、OSAKA、YOKOHAMA、KOBEなど
- 中核市かつ県庁所在地のアルファベット表記
- UTSUNOMIYA、KANAZAWA、TAKAMATSU、MATSUYAMA
- インターネットの管理に関連する組織名
- ICANN、IANA、IAB、ISOC、WIPO
- 日本語ドメインのASCII互換表現と紛らわしい語
- **--、--**、-8q9
日本語ドメインの予約ドメイン名
- 都道府県名および政令指定都市名
- 東京、とうきょう、横浜、よこはまなど
- 中核市かつ県庁所在地名
- 宇都宮、うつのみや、金沢、かなざわ、高松、たかまつ、松山、まつやま
- 仮名、漢数字、記号など1文字の名前
- あ、い、う…、ア、イ、ウ…、一、二、三…、・、ヽ、ヾ、ゝ、ゞ、々、ー
- 初等中等教育機関などの名称
- 幼稚園、保育所、保育園、小学校、中学校、中学、高等学校、高校、中等教育学校、専門学校、専修学校
- 日本語普通名詞
- JPNICで検討中
JPNICの業務で予約が必要な名称
- JPNICを示す名称
- JPNIC、NIC、ジェイピーニック、ジェーピーニック
- JPNICのサービスなどで予約が必要な名称
- DNS、WHOIS、EXAMPLE、DOTJP、日本語ドメイン名例、日本語ドメイン名、日本語ドメイン名試験、日本語ドメイン、ドメイン名例、ドメイン名、ドメイン