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Athlon-1.2GHzのオーバークロック性能を試す

2001年04月23日 22時13分更新

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●メモリーはDDR SDRAMだ!

 次に、選択したマザーボードに共通して実装できるメモリーはDDR-SDRAMである。ご存じの通りDDR SDRAMは、PC1600とPC2100規格で大別できるのだが、スピードを重視するならCL(CAS Latency)=2.5よりCL=2の方が速い。したがって高クロック規格であるPC2100のCL=2が高速動作要求に耐えられる可能性が高いと言うことになる。
 しかし執筆時点において同規格の製品は品薄でPC2100 CL=2.5が主流となっている。ただ、無茶な言い方をすれば規格がどうであれ高いクロックで動作すればどちらでも良いのがオーバークロックの世界なのだ。このあたりはメモリーチップやモジュール(基板)の出来不出来あるいはマザーボードとのマッチングもあって同じ規格のメモリーでも製品が異なれば動作する最高クロックも違ってくる場合が多い。そこでオーバークロック愛好家が話題にしているDDR SDRAMや入手性の良い製品を用意したので順次試してみよう。

DDR SDRAM5枚
写真左からCrucial Technology製PC1600、同PC2100、Apacer製PC2100、Transcend製PC2100、VIA製PC2100
【表2】
ブランド名 モジュール製品番号 容量 メモリー規格 CL(※1) メモリーチップメーカー メモリーチップ番号 販売形態
VIA NT128D64S88A0G-7K 128MB PC2100 2 Nanya NT5DS16M8AT-7K バルク
Apacer 77.10304.460 128MB PC2100 2.5 Samsung K4H280838B-TCB0 バルク
Transcend TS16MLD64V6D5 128MB PC2100 2.5 Samsung K4H280838B-TCB0 パッケージ
Crucial Technology CT1664Z265.8T 128MB PC2100 2.5 Micron MT46V16M8-75A バルク
Crucial Technology CT1664Z202.8T 128MB PC1600 2 Micron MT46V16M8-8A バルク
※1 CAS Latency。モジュールに実装されているメモリーチップのスペックで表記

VIA(Nanya)

Apacer(Samsung)

Transcend(Samsung)

Crucial Technology(Micron:CL=2.5)

Crucial Technology(Micron:CL=2)

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